「本割」とは?意味と例文が3秒でわかる!
「本割」の意味とは
本割とは、大相撲の正式な取組という意味です。本場所で発表される取組表に基づいて行われる取組のことをさします。
「本割」の特徴
大相撲で、割(わり)とは力士の取組をさします。
また取組を書いた紙も割と呼び、発表された割によって行われる取組を本割と呼びます。
本割は、あくまでも本場所の取組に限った呼び方で、「割」とは本割の略称ともいえます。
「本割」の注意事項
千秋楽(大相撲の最終日)に相星同士だった場合は、優勝決定戦が組まれますが、取組表にはない取組のため、本割とは呼ばれません。
「本割」の英語表現
英語では、「a regularly scheduled sumo bout」と表現します。
―He won a regularly scheduled sumo bout.(彼は本割で勝った。)
「本割」の派生パターン
本割にまつわる相撲用語をいくつか紹介します。
割を組む
力士同士の取組を編成することを「割を組む」といいます。
割を壊す(崩す)
通常、大相撲では、上位力士と下位力士は取組が組まれません。しかし、平幕の下位力士が終盤まで優勝争いに絡む場合には、横綱や大関との取組を組み、本来取るはずの横綱対大関・大関同士・大関対関脇などの取組を行わないことがあります。
これを「割を壊す」または「割を崩す」「割崩し」といいます。
「本割」の別の意味や使われ方
大相撲で用いられる意味が転じて、歌舞伎の月例公演、演奏会のプログラムに掲載された正式な演目もさします。
「本割」の例文・用例
本割を使った例文・用例を紹介します。
●本割で負けた力士が、優勝決定戦で勝ち、優勝した。
●本割での対戦が見たい。
SNSでの「本割」の使われ方
<千秋楽の様子>
十両優勝決定戦。4敗の翠富士が、本割で5敗の旭秀鵬に破れ決定戦となりました。
決定戦では翠富士が勝ち、十両優勝。#相撲#11月場所#東京pic.twitter.com/uIJuUUl5Az— 日本相撲協会公式 (@sumokyokai) November 22, 2020
ああ…本当に、今場所は、相撲が上手い大横綱と、質量フィジカルで相手の相撲を殺す壁の取組が見たかった。本割で当ててほしかった。
— タチバナアレン (@eli_sse) March 23, 2019
「本割」の類義語
本割の類義語は、「割」です。
意味は、本割と同じで、本場所で行われる取組です。
「本割」の対義語・反意語
本割の対義語・反意語はありませんでした。