「AR」とは?意味と例文が3秒でわかる!

2020-05-01

「AR」の意味

ARとは、目の前の世界に、バーチャルの視覚情報を重ねて表示する技術です。

「Augmented Reality」の略で、「拡張現実」や「拡張現実感」と訳されます。

「AR」の語源

ARの語源は、英語「Augmented Reality」です。

「augmented」とは、増大・増加・拡張・増音されたなどの意味を持つ形容詞です。読み方は、「オーグメンティドゥ」です。

「reality」は現実性、現実のことなどを意味する名詞です。

「AR」の特徴

ARは、モバイルデバイスの進化により、GPSやカメラを利用した高度な情報処理が可能になったことで発展しました。

たとえば、スマートフォンのGPSによって場所を認識し、カメラ越しの映像にナビゲーション情報を表示したりできます。

あるいは、ARグラス越しで、現実世界に3Dデータや動画などのデジタルコンテンツを出現させ楽しむことができます。

つまり、目に映る現実世界に情報を付加してくれる技術です。このテクノロジーは近未来のように感じられ、インパクトが大きいです。

また、スマホ向けサービスとして比較的簡単に実現できることもあり、日常生活の利便性を向上や、新しい楽しみを生み出せる技術として注目を集めています。

「AR」の活用

ARを使ったサービスの代表例が、スマホゲーム「ポケモンGO」です。2016年に世界で一大ブームを巻き起こしたゲームです。

登場したポケモンが、スマホ画面内で目の前の風景に重なって表示されることで、あたかもポケモンたちが現実世界に現れたかのような実在感があります。

ちなみに、ポケモンGOはGPS位置情報と連動しており、同じ場所に留まると実質的にほとんどプレイ進行できない仕様です。つまり、半強制的にでも外出して歩き続けなければならないため、引きこもりや鬱病などの改善にも一定の効果がありました。

今後は、メガネのような情報端末「ARグラス」や、AR技術を搭載したコンタクトレンズ「スマートコンタクトレンズ」が、スマホの進化形として普及するとの期待があります。

「AR」の例文・用例

ar

ARを使った例文・用例を紹介します。

✓例文・用例

ARの進化が止まらないなぁ。
ARでもっと便利な社会を作ろうと思います。

SNSでの「AR」の使われ方

「AR」の類義語

ARの類義語は、「MR」です。

「MR」とは、仮想世界を現実世界に重ね合わせて体験できる技術です。「Mixed Reality」の略語で、「複合現実」と訳されます。

将来的に期待される、空間にCG画面を浮かび上がらせ、手で直接操作ができるようなSF映画のような技術がMRです。

「AR」の対義語・反対語

「AR」の対義語・反対語は、「VR」です。

「VR」とは、人の視覚、聴覚、触覚などを刺激し、自分が仮想世界にいるかのような体験ができる技術です。「Virtual Reality」の略語で、「仮想現実」と訳されます。

一般的にVRは、専用のゴーグルを装着し、ゴーグルの中に設置された液晶モニターを見ることで仮想世界を体験します。