「誤植」とは?意味と例文が3秒でわかる!
「誤植」の意味とは
誤植とは、印刷物での文字や数字の間違いという意味です。
「誤植」の語源
誤植の語源は、「誤った植字」です。
かつて印刷業界において主流だった「活版印刷」では、「植字」といって文字の判子のようなものを組み合わせて印刷の元になるものを作っていましたが、この判子を間違えたまま印刷してしまうことを「誤植」と呼びます。
現在では活版印刷はほぼ使われていませんが、その名残で印刷物上の文字・数字・記号の間違いをそのまま誤植と呼んでいます。さらにメールやウェブサイト、ゲーム上のテキストでの文字の誤りも「誤植」と呼ばれることがあります。
「誤植」とゲーム
ゲームにおける「誤植」には、ゲームに出てくるテキスト(キャラクターのセリフやテロップなど)の文字誤りを指すことが多いです。
例:ファイナルファンタジー7で「プレミアムハート」という武器を手に入れた時のテロップ→「プレミアムハードを手に入れた!」
また、1986年から1999年まで発行されていたゲーム専門誌「ゲーメスト」には、有名な誤植ネタが多く存在し語り継がれています。
「インド人を右に!」というフレーズはセガが発売した「スカッドレース」というレーシングゲームについての記事に見られる誤植で、正しくは「ハンドルを右に!」だとされています。
手書きの原稿の「ハ」が「イ」に、「ル」が「人」に見えたためこのような誤植が起こったと現在では解釈されています。
「誤植」の例文・用例
誤植を使った例文・用例を紹介します。
●なんかすごい誤植見つけちゃったけどTwitterで呟こうかな。
●あ、移植版は誤植が直ってるんだね!
SNSでの「誤植」の使われ方
誤植 ついでに…この前PS4のゲーム、ディビジョン2内で見つけてしまった誤植…職業柄こーゆーの発見しやすいのかな笑 pic.twitter.com/9arFWIBWiU
— カッタぱぱ (@DQX_KTTA) February 19, 2021
テキスト量多すぎて誤植チェックとかクッッッソ大変そうだしなこのゲーム……………………
— イェア色 (@YeahBOND) February 27, 2021
「誤植」の類義語
誤植の類義語は、「誤字」「誤記」「タイプミス」「ミスプリ」です。それぞれ解説します。
誤字
漢字などの形が間違っている字。また、同音異義語などの用法を間違えている場合。
誤記
書き誤り。文字が抜けていたり入れ替わってしまっていること。
タイプミス
パソコンのキーボードで打ち間違えてしまうこと。
ミスプリ
ミスプリント。文字を間違えて印刷することで、誤植の本来の意味と同義。
「誤植」の対義語・反意語
誤植の対義語・反意語はありませんでした。