「汗腺」とは?意味と例文が3秒でわかる!

「汗腺」の意味とは

汗腺とは、皮膚にある、汗を分泌する器官のことです。
人の体には平均して約400万個の汗腺がありますが、通常働いているのはその半数程度です。神奈川県立こども医療センターの皮膚科部長である馬場直子医師によると、特に体温を一定に保つための汗をかく汗腺(能動汗腺)は、2歳から3歳頃までにできるとされています。つまり汗をかく機能が備わるのが幼少期のうちであるため、暑い地域で育った子どもはたくさん汗をかいて汗腺が発達しやすいのに対し、寒い地域で育った子どもはあまり汗をかかず汗腺が発達しにくくなるといいます。一般的に暑い地域で育った人の方が寒い地域で育った人より汗腺数が多いのはこのためです。

夏バテや熱中症を防ぐためには元々備わっている能動汗腺の働きを改善し、汗を上手にかくようにすることが大切です。気温が上がり汗をかくようになる季節には特に、入浴、有酸素運動や腹式呼吸を通じて、発汗機能を高めることが大切です。なお、発汗機能を高めるためのトレーニングは汗腺トレーニングや発汗トレーニングといわれています。

「汗腺」の種類

汗腺には「エクリン腺」と「アポクリン腺」の2種類があります。

エクリン腺とは

主に体温調整のために汗を出す汗腺(能動汗腺)で、唇や爪などを除いたほぼ全身に分布しています。分泌される汗は無味無臭です。

アポクリン腺とは

元々はフェロモンの役割を果たしていたといわれていた汗腺です。体の限られた部分、特に脇の下に多く分布しています。
分泌される汗は白く濁っており、脂質やタンパク質など、においのもととなる成分を多く含んでいます。

「汗腺」の例文・用例

汗腺

汗腺を使った例文・用例を紹介します。

✓例文・用例

●サウナに入ると全身の汗腺から汗が流れ出ているのを実感して気持ちいい。
●私沖縄育ちだから汗腺が人より多いんじゃないかな。

SNSでの「汗腺」の使われ方

「汗腺」の類義語

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「汗腺」の対義語・反意語

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