「はじかみ」とは?意味と例文が3秒でわかる!

2020-11-03

「はじかみ」の意味とは

はじかみとは、料亭などで焼き魚に添えられている、ピンクと白の2色の葉生姜の甘酢漬けをさします。

先が鮮やかなピンク色をしており、矢のような形をしていることから「矢生姜」とも呼ばれます。

「はじかみ」の語源

はじかみは、「葉で噛んだら辛いもの」という意味が由来とされ、もともとは山椒(さんしょう)の実が破裂したものをさしましたが、味が辛いことから生姜もさすようになりました。

芽生姜の端のほうだけが赤いことから「はじ赤み」という言葉がなまって、「はじかみ」と呼ぶようになったという説もあります。

はじかみは、漢字では「薑」と書きます。この字はもともと中国で生姜のことをさす字で、この字が日本に伝わったときに、生姜の呼称であった「はじかみ」をあてて読むようになったと言われています。

「はじかみ」の特徴

主にハウス栽培され、通年出荷されます。露地栽培のものは6月から7月が旬です。ただし、露地栽培されたものよりも、ハウス栽培で冬に収穫されたものの方が、ピンク色が濃くなります。

一般的な生姜は、すりおろして薬味などで用いられることが多いですが、はじかみは、醤油漬けや甘酢漬け、天ぷらなど、さまざまな調理法があります。焼き魚に添えられることが多いのは、はじかみの甘酢漬けです。

「はじかみ」の英語表現

「はじかみ」そのものをさす英語はありませんが、「はじかみ」は生姜をさすので、生姜を表す英語「ginger」で表現します。

「はじかみ」の食べ方

焼き魚に添えられているはじかみの甘酢漬けは、口の中をさっぱりとさせ、魚の臭みをとる効果があります。一緒に盛り付けられたメインの焼き魚を全部食べ終わってから食べると、口の中をリセットされ、次の料理もおいしく味わうことができます。

ただの飾りと思われて、食べずに残す人もいますが、食した方がいいものです。
白くて柔らかい根の部分だけを食べるのがマナーです。はじかみのピンク色の部分は硬くて食べにくいためです。どこまで食べるかわかりにくい場合は、食べるときに真ん中を箸で掴んで端を一口かじるのがよいでしょう。

「はじかみ」を使った慣用句

はじかみを使った慣用句を紹介します。

はじかみの食い合わせ

よいことと悪いことなど、逆のことが混じることのたとえ。悲喜こもごも。

「はじかみ」の例文・用例

はじかみ

はじかみを使った例文・用例を紹介します。

✓例文・用例

はじかみを食べると口がさっぱりする。
●焼き魚にはじかみが添えられていた。

SNSでの「はじかみ」の使われ方

「はじかみ」の類義語

はじかみの類義語はありませんでした。

「はじかみ」の対義語・反意語

はじかみの対義語・反意語はありませんでした。