「教えろください」とは?意味と例文が3秒でわかる!

「教えろください」の意味とは

教えろくださいとは、「教えてください」という意味のネットスラングです。

命令形の「教えろ」と敬語の「教えてください」を無理やり融合させた表現です。

主に、何らかの情報や画像などを欲しているユーザーが、それらを知っている(または持っている)ユーザーに向けて発する言葉です。

通常「〇〇について教えろください」といった具合に、「教えろください」の前に教えて欲しい事柄を記述します。

文法上、間違った表現であり、現実のコミュニケーションで使用するのは推奨されません。

ネット上においても、気楽な会話やつぶやきの中で発せられることが多く、丁寧な表現として用いられることはないため、用法には注意が必要です。

「教えろください」の語源や由来

「教えろください」は古いネットスラングの一つです。

発祥はわかりませんが、インターネット掲示板の「2ちゃんねる(現5ちゃんねる)」を中心に流通していました。

今世紀の初頭から用いられていたとも言われ、当時は「教えろ〇〇ください」という具合に、教えて欲しい事柄を「教えろ」と「ください」の間に挟んで使われていたようです。

なぜ、このような言い回しになったのか、については定かな情報は見当たりませんでした。

ただ単に「教えてください」を打ち間違えたものが流行してしまったという説もあれば、「他者に何かをお願いする以上は丁寧な表現を使わなければならないが、本当は嫌々敬語を使っている」といった匿名掲示板ユーザーの複雑な感情を含んだ表現として生まれたという説もあります。

「教えろください」以外の「~ろください」

「教えろください」の普及によって、「命令形 + ください」の形式は他の表現にも応用されるようになってきました。

例えば以下のように、誰かに何かを頼む表現全般に「命令形 + ください」を用いるケースが多いです。

・みんなの推しの画像をあげろください
・恋愛の失敗談、聞かせろください
・ぜひサブスク登録しろください

このような直接的な要求だけでなく、非現実的な希望や欲求、あるいは何かに対する不満を表す場合もあります。

・給料、増えろください
・リア充爆発しろください
・地球から戦争が消えてなくなれください

「教えろください」の例文・用例

教えろください

教えろくださいを使った例文・用例を紹介します。

✓例文・用例

●その情報源のソースを教えろください
●暇つぶしになる面白い動画教えろください

SNSでの「教えろください」の使われ方

「教えろください」の類義語

教えろくださいの類義語は、「キボンヌ」「クレメンス」です。

キボンヌとは、「希望する」という意味のネットスラングです。

「ボスの攻略方法、キボンヌ」と言うふうに「キボンヌ」の前に希望する事柄を記述し、相手に伝えます。

「教えろください」と同様に古いネットスラングに一つですが、最近ではあまり見かけなくなりました。

クレメンスとは、「〇〇してくれ」という意味のネットスラングです。

「若気の至りは許してクレメンス」と言うふうに「〇〇してクレメンス」の形式で用いられることが多いです。

米国のメジャーリーグで活躍した野球選手「ロジャー・クレメンス」の名前が由来と考えられています。

「教えろください」の対義語・反意語

教えろくださいの対義語・反意語はありませんでした。