「ノワール」とは?意味と例文が3秒でわかる!
「ノワール」の意味とは
ノワールとは、黒または闇という意味です。
ノワールは、別で「ノアール」とも表記されることがあります。
しかしこれは発音表記の違いのため、ノワールと意味全く同じです。
ノワールは上記の通り「黒または闇」を表すのですが、ニュアンスによって使い分けがされています。
黒を表す場合
例えば明治製菓のお菓子の「チョコレートノワール」の場合、これは「黒色」を表しています。
さらに黒色から連想される「高級感」も同時に表すのです。
黒をわざわざ言い換えることで、ニュアンス的な高級感を持たせています。
闇を表す場合
主に「社会の闇」などを表します。
そのためこちらの場合では、意味やニュアンスは「不正の〜」や「正体不明の〜」です。
またノワールフィルム(映画)やノワール小説の場合、「闇」や「裏」を指すのです。
こちらの場合では、闇社会や差別や暴力を題材にした作品をノアール〇〇として読んでいます。
このようにノワールは、黒という意味が基本概念にあり、その黒から転じて高級感や、あるいは不正などダークなイメージしての使われ方もされています。
基本の色としての意味以外に2パターンのニュアンスに関しても、それぞれ覚えて使い分ける必要があるのです。
「ノワール」の語源
ノワールの語源は、フランス語のnoirです。
意味は、カタカナ語とほぼ同じで「黒や暗黒」となっています。
まず「黒」という意味があり、派生して「暗黒や闇」といった意味です。
元の意味や派生の意味まで、カタカナ語のノワールと同じとなっています。
どちらも複合語の形で多く使われ、ニュアンス的に派生した意味で使われことが多いことが特徴です。
「ノワール」のフランス語での使い方
ノワールはフランス語としての使われ方のうち、専門店などではカタカナ語として見受けられるものがあります。
それらのうちで、代表的なものを見ておきましょう。
一つ目は「ショコラ・ノワール」です。
ショコラとはチョコのことで、ノワールは黒色の意味となります。
意味は黒いチョコレートとなり、「ブラックチョコレート(ビターチョコレート)」を指しているのです。
二つ目は「カフェ・ノワール」です。
カフェはコーヒー、ノワールは黒を表します。
つまり「ブラックコーヒー」を表しているのです。
最後が「ピノ・ノワール」です。
こちらはピノが松、ノワールが黒を表しています。
ピノの松とはぶどうのことで、赤ワインを指しているのです。
ちなみに原料であるブドウの房が、松ぼっくりに見えることからこう呼ばれています。
「ノワール」の色の意味でセットで覚えてたい色とは?
ノワールは、色を表す単語で他の色と併せて覚えておきたいです。
ノワールは黒を表しており、日本でもよく耳にする単語でした。
フランス語であるものの、カタカナ語となるほどに定着をしています。
このようなカタカナ語には、フランス語で他の色を表しているものも挙げられるのです。
それらに関しても併せてチェックしておきましょう。
「白色」
こちらは「Blanc 」で、読み方は「ブラン」です。
「赤色」
こちらは「Rouge」で、読み方は「ルージュ」です。
「灰色」
こちらは「Gris」で、読み方は「グリス」です。
「茶色」
こちらは「Marron」で、読み方は「マロン」です。
「青色」
こちらは「Blue」で、読み方は「ブル」です。
などが代表的なフランス語の、各色を表す単語です。
ノワール同様で、聞いたことのあるものがいくつかあったのではないでしょうか?
ノワールと同じか、それ以上によく見かけるものもありますので併せてチェックしてみてください。
「ノワール」の例文・用例
ノワールを使った例文・用例を紹介します。
●今日じっくりと、家でノワール 小説を読もうと思っている。
●毎週放送しているノワール ドラマが、最近の楽しみだ。
SNSでの「ノワール」の使われ方
フォロワさんに色々紹介したせいで香港映画熱が蘇ってきたので、週始めに企画した一人香港映画祭するよー!
ざっとピックアップしたけど(みんなノワールもの+ジョニートー作品多いw)どれにしよっかなー? pic.twitter.com/MVM5jlgNOd— paz⭕️冥界 (@paz_fu) March 22, 2020
ドロヘ、こうみると最初のノワール的な導入からだんだん「囚われた花嫁」のゴシックロマンス的な流れへと話がずれこんでいく印象が顕著だな(ものすごいバートン作品のフォロワー感はあった)
— 避暑地 (@1oh296accoun) March 20, 2020
「ノワール」の類義語
ノワールの類義語は、「ブラック」です。
こちらは英語で黒を表す単語で、ノワール同様のニュアンスを含んでいます。
単に黒という意味の他に、「闇や裏」など暗い印象のニュアンスを含むのです。
「ブラックジョーク」、「ブラック企業」などの使い方が代表例と言えるでしょう。
ノワールと語源となる国が違うだけなので、類義語として挙げられます。
「ノワール」の対義語・反意語
ノワールの対義語は、「ブラン」です。
意味は、フランス語で白色です。
上記でも少し触れていますが、黒の対義語なので白が位置します。
そのためノワールの対義語は、ブランとなるのです。
ちなみにセットで使われることもあり、「ブランシェノワール」で「白黒」となります。