「地産地消」とは?意味と例文が3秒でわかる!
「地産地消」の意味とは
地産地消とは、地域で育てられた農産物を、地元の人たちで消費することです。たとえば、地元産の食材が豊富に揃うファーマーズマーケットや直売所を利用する、産地を確認して地元で作られたものを積極的に買う、などの行動が挙げられます。
「地産地消」の語源
「地産地消」は「地域」でとれた生産物をその地域で「消費」することを表した言葉です。この言葉が生まれるきっかけとなったのは、農林水産省が1981年度から4カ年計画で進めた「地域食生活向上対策事業」です。これは地域で生産される農産物を地域で消費することで、各地域の特性を活かした食生活を築き、地域住民の健康増進を図ることを目的とした事業です。この事業のなかで用いられていた「地場生産」「地場消費」といった言葉が、自然に省略されて「地産地消」へと転化していったと考えられています。
「地産地消」のメリット
地産地消は、消費者と生産者、また両者をつなぐ人という三者にとってメリットがあります。
消費者にとってのメリット
消費者は、身近な場所で新鮮な農産物を得ることができます。生産者や生産状況を知ることができる安心感もあります。また、中間卸業者を仲介しないので安い価格で購入することができます。
生産者にとってのメリット
生産者は消費者に近い場所で農産物などを売ることができるので消費者の反応を直に感じることができ、ニーズに合う商品を作ることができます。また、スーパーなどでは販売の難しい不揃い品や規格外品の販売も可能になります。輸送コストが抑えられ、燃料や二酸化炭素の排出量の削減は環境問題の解決にもつながります。さらに、農産物の加工品の販売は観光客に向けた地域のアピールにもなります。
消費者と生産者をつなぐ人にとってのメリット
市町村は学校給食へ農産物などを提供することで、子供たちの食育につなげることができます。料理店や旅館は、地元食材を活用したメニューを提供することで、地元民や観光客に関心を持ってもらうことができます。
「地産地消」のデメリット
消費者にとってのデメリット
大量生産される農産物に比べ、地元の小規模農家の育てるものは、価格が高くなってしまう場合があります。
生産者にとってのデメリット
農産物が豊富でない地域では地産地消が難しい場合があり、地域差が出てしまいます。また、農作物が豊富であっても、地域内で生産と流通を完結させるために、宣伝活動・販売方法など、生産以外に関わる部分の工夫や労力が必要です。
「地産地消」の例文・用例
地産地消を使った例文・用例を紹介します。
●この地域では特に地産地消に力を入れています。
●地産地消を売りにしたレストランで食事をした。
SNSでの「地産地消」の使われ方
多賀城駐屯地陸自飯シリーズ、今回は地産地消ということで宮城県の食材を使用したホヤご飯、野菜のゼリー寄せ、味噌汁、デザートにずんだパイになります。栄養満点の地元の料理を食べ隊員達は更に地元食材のありがたみを受け完全喫食しました!! pic.twitter.com/mbH9bFUFde
— 多賀城駐屯地 (@TagajoGSDFpr) September 9, 2022
#Linクックの日#ピザクック#LinQ
今年は店舗にお邪魔して、1日店長させて頂きました!!ピザ作り楽しすぎた?
地産地消にこだわり地元の方にこんなに愛される企業さんと関われてとても光栄です!何より味が裏切らない!!✨
福岡来たら絶対食べてほしいピザです!! pic.twitter.com/VY56wqpr8Q— 高木悠未@LinQ (@yuumi_takaki) September 9, 2022
「地産地消」の類義語
地産地消の類義語は「自産自消」です。「自産自消」とは「自分で作ったものを自分で食べる」という意味です。
ありませんでした。
「地産地消」の対義語・反意語
地産地消の対義語・反意語は「地産外消」や「地産他消」です。いずれも、地元で生産した農作物を都市部など他の地域で消費することを指します。