「フェミニスト」とは?意味と例文が3秒でわかる!
「フェミニスト」の意味とは
フェミニストとは、男女同権論者・女性を大切に扱う男性という意味です。
「男女同権論者」という意味で使われる場合、「女性解放論者」「女権拡張論者」ということもあります。つまり「フェミニスト」とは、女性に対する差別や不平等を解消すべきだと主張する人のことです。
現在は昔と比べると男女の格差は小さくなっているものの、家庭、仕事、学校などにおいて男女の不平等は今もなお存在しています。このようにな女性にとって不平等な状態を変えていこうと活動している人、またはそのように考えている人のことを「フェミニスト」と呼びます。
また、別の意味として、日本で使われるカタカナ表記の「フェミニスト」には「女性に優しい男性・女性に甘い男性」という意味もあります。
「フェミニスト」の語源
フェミニストは、英語の「feminist」に由来するカタカナ語です。
英語の「feminist」は日本語の「フェミニスト」とほとんど同じ意味ですが、「女性に優しい男性・女性に甘い女性」という意味はありません。
語源は、ラテン語の「femininus」で、「女性の」という意味があります。
これから、英語で「女性の・女性的な」を意味する「feminine」という言葉ができました。
これに、「人・専門家」という意味を持つ「ist」を組み合わせることで、「feminist」という言葉になりました。
「フェミニスト」に対するイメージ
「フェミニスト」は、「男性嫌悪(男性が嫌い)」「男性を攻撃しようとしている」「怒りっぽい」というイメージをもたれる傾向にあります。
しかし、それは間違っており、本来は全ての性が平等であることを求める者のことを指します。
また、このように「男性と女性が平等に生きられる社会にしよう」という考えを「フェミニズム」と言います。
ビヨンセさんやエマ・ワトソンさん、アリアナ・グランデさんといった有名人は、自身を「フェミニスト」だと宣言しており、多くの人に影響を与えています。
「フェミニスト」の例文・用例
フェミニストを使った例文・用例を紹介します。
●女性に対して差別的な言葉を発した男性が、多くの フェミニストによって批判された。
●女性は男性よりも出世しにくいという現状を解消すべきだと フェミニストが主張している。
SNSでの「フェミニスト」の使われ方
「男はガキだからいちいち怒るのは大人の女性として未熟」じゃないんだよ。女性差別を女性が受け入れてしまっている。名誉男性仕草だよ。いかなる差別も許してはいけないのは共通認識のはず。
だからフェミニストが怒る訳だけど、怒る女性を嫌悪する女性は残念ながらミソジニーを内面化しています。— 沖田らいく (@okitastyle) August 17, 2020
エマワトソンの2014年の国連でのスピーチは本当に皆様にみてほしい、、性差別をなくすためには女性だけでなく男性もフェミニストであることの必要性と、男性も「男らしさ」という固定概念に囚われて自分自身も苦しめていること。決してジェンダー問題は他人事じゃないと考えさせられる。 pic.twitter.com/IHpQyYw0Ay
— elio (@Troyetay013) August 19, 2020
「フェミニスト」の類義語
フェミニストの類義語は、「男女同権論者・女性解放論者・女権拡張論者」などがあります。
「フェミニスト」の対義語・反意語
フェミニストの対義語は、「マスキュリスト」や「男尊女卑」です。
「マスキュリスト」は、「フェミニスト」と対照的な意味を持つ単語で、「男性に対する差別をなくし男女平等を目指す人」のことを指します。
また、「女性を大切に扱う男性」という意味の対義語として、「男尊女卑」が挙げられます。意味は、男性を重んじて女性を軽んじることです。