「TAS」とは?意味と例文が3秒でわかる!
「TAS」の意味
TASとは、TVゲーム等で、ツールの力を使ってタイムアタックを行う事です。読み方は「たす」です。
主にゲーム関係の動画で使われる用語で、「TAS動画」のように使用します。
「TAS」の語源
TASは、「Tool-Assisted Speedrun」もしくは、「Tool-Assisted Superplay」の略語です。
「Speedrun」とは、タイムアタックの英語表現です。TASはツールを使ったタイムアタックであるため、この略語であるとされています。
ちなみに、タイムアタックは和製英語になるのでネイティブには通じません。
一方、実際のTAS動画を見るともはや人の手では再現不可能な「Superplay」です。そのため、この略語であるともされています。
「TAS」の特徴
TASはゲームの遊び方の一つになります。普通にプレイするものではなく、ツールを駆使して理論上再現できる最速または最善のプレイを行い、動画として形にします。
TASで使うツールは、エミュレータです。エミュレータを利用し、普通にプレイしたら1週間~1カ月はかかるゲームを5分ほどでクリアできます。
ちなみに、この5分クリア動画を作成するのには、膨大な時間とやる気と根気がいります。
エミュレータのコマ送りや実行速度スロー化の機能を使って求める動きを実現したり、クイックセーブ&ロード機能を使って難しいシーンを何度もやり直したりするからです。
「エミュレータ」とは
エミュレータとは、コンピュータや機械の模倣装置あるいは模倣ソフトウェアのことです。
語源は英語の「emulate」で、意味は、「模倣する・真似をする」です。
コンピュータ分野で使われることが多い用語ですが、もともとは機械装置全般に使う言葉です。
ある機械部品やソフトウェアを動作させるのに、オリジナルのシステムを用意するのが難しい場合に、オリジナルと全く同じ動作をするより簡便なシステムを用意することがあります。この装置をエミュレータといいます。
ゲームにおけるエミュレータとは、本来ゲーム機本体でのみ稼動するゲームを、例えば、パソコン上でプレイできるようにするソフトウェアです。
「TAS」の例文・用例
TASを使った例文・用例を紹介します。
●最近TAS動画にハマってる
●TASに挑戦する
SNSでの「TAS」の使われ方
TASのAC版実写ストリートファイターをみて元気になる。声のクセがすごい pic.twitter.com/rsf8gDN2vz
— ひとちわ (@hitochiwa) March 27, 2020
TASマニアデビルを描きました (マニアどころか覚えたてじゃないか!) pic.twitter.com/6G11P9BJPo
— ばう (@bound_wolves) March 26, 2020
「TAS」の類義語
TASの類義語は、「RTA」です。
「RTA」とは、リアルタイムアタック(Real Time Attack)の略です。ゲームスタートからクリアまでの現実時間における所要時間を競うものです。
「TAS」の対義語・反対語
TASの対義語は、「チート」です。
「チート」とは、ゲームに改造を施し、自らに有利な動きをさせることです。
チートは特定のメモリを書き換える等するのに対し、TASにはそうした行為をしません。あくまでも、ゲーム機に実装されているコマンドを使って最速プレイを達成するものです。