「乙(おつ)」とは?意味と例文が3秒でわかる!
「乙(おつ)」の意味とは
乙(おつ)とは、「お疲れ様でした」という意味のネットスラングです。
「お疲れ様」という意味のほかに、以下のような4つの意味での使われ方があります。
・「皮肉」を表す:自慢する人へ「自慢乙。」
・「気遣い」を表す:災難でしたねという意味で「災難乙」
・「労のねぎらい」を表す:「お仕事乙です!」
最近では、「お疲れ様」という意味以外に、“て”や“Z”を「乙」に置き換える使い方もあります。
ちなみに、一般的な「乙」には「普通と違って、味わいがある」という意味があります。
乙の語源
ネットスラングとしての「乙」の語源は、「おつかれさま(お疲れさま)」→「おつかれ」→「おつ」→「乙」です。
2ちゃんねる掲示板で、「おつかれさま」を「おつ」と略して使っていたのが、次第に誤変換である「乙」が使われるようになり広まっていきました。
数あるネットスラングの中でも非常に歴史は古く、パソコン通信の時代から使われていたと言われています。
(パソコン通信とは、1980年代から2000年代まで日本国内で一世を風靡した情報通信手段の1つです。)
乙の使い方
主に発祥となった2ちゃんねる掲示板やニコニコ動画、TwitterなどのSNS、最近ではネットゲームでも使われています。
「乙」より丁寧な表現で「乙です」「乙でした」などと使われることもあり、これは「乙」の敬語に相当します。
「あざっす」のような「乙っす」「乙した」と砕けた敬語表現もあります。
※乙は「煽り」「小ばかにする」ニュアンスを含むので、使用する際にはタイミングに気をつけましょう。
乙の派生
乙から派生した言葉、よく使われるフレーズは以下のようなものがあります。
・うぽつ(うp乙):「アップロードお疲れ様」という意味。
・うぱり:「うpありがとう」→「アップロードありがとう」という意味。
・わこつ:ニコニコ動画の生放送において、「枠取り乙」(枠取りお疲れ様)を略した言葉。
・自演乙:「(皮肉を込めて)自作自演していることがバレていますよ」という意味。
・ブーメラン乙:自分で言った批判や悪口がそのまま自分にも当てはまり、批判や悪口が返ってくる現象(=ブーメランと言われている)に対しての皮肉。
・乙る:「(主にモンハンなどのゲーム内で)力尽きて死んだ/敵に倒された」という意味。
・1乙、2乙、3乙:(主にモンハンなどのゲーム内で)力尽きた=死んだ回数を表す。たいていは3回でゲームオーバーとなる。
・イベ乙:ゲーム内で「イベントお疲れ様でした」という意味。
「乙」の例文・用例
乙を使った例文・用例を紹介します。
・「やっと正社員になれました!」「頑張ったな。乙」
・(ゲーム内で)すぐ乙ると思うので先に謝っておきます!!すみません!
SNSでの「乙」の使われ方
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前乙です!
我慢の日々…?
今日のお昼 pic.twitter.com/n183ed5nDM
— ひでで (@hidede_) January 8, 2021
終始ぼっちで草でした
乙です!! pic.twitter.com/AaneUvGXeB— ??? (@6omi6omu6) October 4, 2020
「乙」の類義語
ネットスラングとしての乙の類義語は、「お疲れ様」です。
「乙」の対義語・反意語
ネットスラングとしての乙の対義語・反意語はありませんでした。