「ノーテンション」とは?意味と例文が3秒でわかる!
「ノーテンション」の意味とは
ノーテンションとは、理美容用語で髪の毛を引っ張らずに引き出したり、ロッドに巻くことです。
そもそも「テンション」とは、カットやパーマの施術時に髪の毛を引き出したり、ロッドに巻く時の力加減を意味します。
すなわち、髪の毛を引っ張る力加減を極力抑えることをノーテンションと言います。
主にパーマの施術で採用される手法で、髪の毛をロッドに巻き付ける際に、なるべく引っ張らないようにします。
髪の毛を強く引っ張ると約3%伸びると言われており、その後にパーマ液などの薬剤を付けるとさらにダメージが悪化します。
ノーテンションで施術することによって、髪の毛への負担を軽減させる狙いがあります。
また、ノーテンションでパーマをかけると、よりナチュラルな仕上がりになります。
「ノーテンション」に関連する理美容用語
ノーテンション以外にも「髪の毛の引き出し方」に関連する理美容用語があります。
主に以下4点を挙げることができます。
・テンション
・ステム
・オンベース
・オーバーダイレクション
一つずつ説明します。
テンション
前述の通り「テンション」とは、髪の毛を引き出したり、ロッドに巻きつける際の力加減のことで、「ノーテンション」はテンションをかけない手法のことでした。
一方、パーマでテンションをかけた場合、一定方向にしっかりと施術することによって、規則的で美しいカールに仕上げることができます。
カットの際も指先に一定の力を加えながら毛束を引き出すことで、より正確なカットラインを作り出せるため、ヘアスタイルを計算通りに造形しやすい利点があります。
ステム
ステムとは、パーマを施す時に髪の毛の根元からカールが巻かれる部分までのことです。
また、髪の毛を引き出す角度を表す場合もあります。
後者の意味においてステムには以下3種類あります。
・アップステム:頭皮に対して90度以上に傾斜させて引き出すこと
・ノーマルステム:頭皮に対して直角に引き出すこと
・ダウンステム:頭皮に対して90度以下に傾斜させて引き出すこと
オンベース
オンベースとは、骨格に対して垂直にパネルを引き出すことです。
「オン・ザ・ベース」と呼称される場合もあります。
オンベースで施術する場合、カット済みの毛束と、そうでない毛束を巻き込みながら引き出し、カット済みの毛束を基準にしながら切り揃えられます。
オーバーダイレクション
オーバーダイレクションとは、頭上から髪を見下ろしたときに、地肌に対して90度より後ろ、または前に引き出すカット手法のことです。
一般的に後ろに引き出して施術される場合が多く、髪の毛が後ろから前にかけて長めに残る「前下がり」に仕上がります。
「ノーテンション」の例文・用例
ノーテンションを使った例文・用例を紹介します。
●ダメージが気になるのでノーテンションでパーマをかけてもらった。
●ノーテンションで髪の毛をロッドに巻く。
SNSでの「ノーテンション」の使われ方
同級生の娘の #カット 。ノーテンション #切りっぱなし スタイル。表面は束状にイレギュラーチョップ!美術系大学生らしくなったじゃん!?(笑) #アクトヘアースタジオ ( https://t.co/AKhvH3iOo1 ) #美容室#弘前市https://t.co/4hPaMfsbydpic.twitter.com/CK3EivJ923
— アクト (@act_hair_studio) July 21, 2020
アシメ自分でするの難しいですよー><髪を濡らして余計なクセをとって乾かして、ノーテンション(引っぱらずに自然におろした状態)で短い方から少しずつ切るのがやりやすいです!自分でされる場合は!
— Ðoku⁶⁹(ドクロック) (@rock69king) December 16, 2017
「ノーテンション」の類義語
ノーテンションの類義語はありませんでした。
「ノーテンション」の対義語・反意語
ノーテンションの対義語・反意語はありませんでした。