「脳汁」とは?意味と例文が3秒でわかる!
「脳汁」の意味とは
脳汁とは、興奮や幸福感を感じる時に分泌される脳内麻薬を表す俗語です。
「のうじる」と読みます。
一般的に、ギャンブルやゲーム等で大きな期待感・達成感を覚えた時に、「脳汁が止まらない」「ドバドバ脳汁が出てる」などと表現されます。
脳汁が指している脳内麻薬は、主に以下3つの物質です。
・エンドルフィン:多幸感をもたらす神経伝達物質
・アドレナリン:興奮をもたらす神経伝達物質
・ドーパミン:意欲や集中力をもたらす神経伝達物質
中でも、ギャンブルやゲームで分泌される「脳汁」は、エンドルフィンが相当すると考えられます。
また、ランニングを長時間続けると心地良い感覚になる「ランナーズハイ」も、このエンドルフィンによるものとする説があります。
ちなみに、エンドルフィンは1975年にスコットランドとアメリカの研究者によって発見されました。
このうち、仔牛の脳からこの物質を発見したアメリカの研究グループによって、「体内で分泌されるモルヒネ」という意味の「エンドルフィン」と名付けられました。
物質の存在が明らかになったのは1975年ですが、すでに20世紀前半より精神分析学者のフロイトや精神科医のジンメルらによって、ギャンブラーは性的な快感を得ているのではないかと推測されていたようです。
このように、人間がギャンブルやゲーム等で興奮状態にある時、エンドルフィンが分泌されている可能性があります。
ただし、「脳汁」が用いられる場合、実際に分泌されているかどうかはあまり関係が無く、あくまで「興奮している」「非常に嬉しい」の比喩としての側面が強いです。
「脳汁」が出るタイミング
脳汁が出るタイミングは、基本的に期待していた結果が得られた時、または得られる可能性が極めて高い状況になっている時です。
例えば、パチンコのプレイヤーは「大当たり」や「確変」時に「脳汁が出てる」などと歓喜したりします。
ただし、上記のような想定しうる結果だけでなく、予測できない嬉しい結果であったり、より激しい興奮を誘うためにあえて「ストレス」や「不安感」をプレイヤーに与える場合もあります。
例えば、パチスロにおける「フリーズ」です。
突然リールが止まってしまい、レバーを押しても反応が無くなってしまうため、プレイヤーは「故障したのではないか?」と一時の不安に駆られますが、途端に激しい騒音と光の演出で大当たり確定が告げられます。
このようにストレスや不安から解放されることによって、その後に得られる快感がより大きなものに感じられ、まるで「脳汁がドバドバと溢れ出る」感覚に陶酔することができるのです。
「脳汁」の例文・用例
脳汁を使った例文・用例を紹介します。
●脳汁プシャー!!
●ご馳走を前に脳汁が止まらない
SNSでの「脳汁」の使われ方
まってwwwwwwwwwwww
朝イチこれは脳汁wwwwwwwwwwww pic.twitter.com/kOJWkIuoYO— 鬼がかったぽんちゃ? (@pon_chan777) March 7, 2022
裏に2つ。アルティメット脳汁? pic.twitter.com/hRSxmeKoBb
— まどスロぽむら (@pomura98304) March 12, 2022
「脳汁」の類義語
脳汁の類義語は、「脳内麻薬」です。
脳内麻薬とは、エンドルフィンやアドレナリン、ドーパミン等の総称です。
「脳汁」の対義語・反意語
脳汁の対義語・反意語はありませんでした。