「OBN(オールドボーイズネットワーク)」とは?意味と例文が3秒でわ
「OBN(オールドボーイズネットワーク)」の意味とは
OBN(オールドボーイズネットワーク)とは、男性中心に組織される人間関係のことです。たとえば派閥、飲み仲間、喫煙所仲間、業界の勉強会、経営者の親睦団体など、男性の多いコミュニティでの排他的な人間関係を指しています。
近年取り上げられることが多くなったジェンダー問題のひとつとして、是正すべきだと注目され、2022年ユーキャン新語・流行語大賞にもノミネートされました。
「OBN(オールドボーイズネットワーク)」の語源
オールドボーイズネットワーク(Old boys’ network)とは、元々イギリスの上流階級間で、出身校のOB同士で情報交換を行ったり、便宜を図ったりするコミュニティを示す言葉でした。イギリスの教育機関では、人脈に繋がることからこのようなコミュニティへの参加が推奨されることもあります。しかし、中には大企業や政界の要職に就いている者も多くいたため、社会的にも経済的にも与える影響が大きいとして、批判の声が多く上がるようになりました。
※参照:https://numan.tokyo/words/FOV0p
「OBN(オールドボーイズネットワーク)」の問題点
特に伝統的に男性の多い企業・団体などに見られるOBN(オールドボーイズネットワーク)には、女性が入れない・入りづらい雰囲気があります。ここでは暗黙のルールや非公式な集まりによって重要事項の決定が行われるため、女性には組織の文化や暗黙のルールが伝わりにくく、昇進・昇格の妨げとなるとして批判を集めています。女性活躍や女性の管理職登用を推進していてもなかなか実現につながっていない場合は、OBN(オールドボーイズネットワーク)がその障壁になっていないかどうかを見直す必要があります。
「OBN(オールドボーイズネットワーク)」の例文・用例
OBN(オールドボーイズネットワーク)を使った例文・用例を紹介します。
●ゴルフコンペの参加者は相変わらず男性ばかりなので、OBN(オールドボーイズネットワーク)が自然と築かれてしまう。
●OBN(オールドボーイズネットワーク)の障壁を乗り越えるためには、女性も自ら人脈を築くことが大切だ。
SNSでの「OBN(オールドボーイズネットワーク)」の使われ方
「「OBN(オールドボーイズネットワーク)のような同調的な組織は男性同士の結びつきが強いため、女性は入りにくさを感じる『ジェンダーの壁』をつくってきた」と、男性学などを研究する京都産業大学の伊藤公雄教授は指摘する。」https://t.co/WoifQbwxIW
— 弁護士 太田啓子 「これからの男の子たちへ」(大月書店) (@katepanda2) July 3, 2022
会社員時代、モヤモヤしてたのはコレだったんだなぁ。
オールドボーイズネットワーク。飲み会、たばこ部屋で仕事の根回しや情報共有がされてて、参加する人たちだけで足並みが揃ってたー#スッキリ
— つくね@ロイヤルニート (@5yuLwt86Xft14yc) August 22, 2022
「OBN(オールドボーイズネットワーク)」の類義語
OBN(オールドボーイズネットワーク)の類義語は「おやじネットワーク」です。OBN(オールドボーイズネットワーク)は「オールド・ボーイズ・ネットワーク」と表記されることもあります。
「OBN(オールドボーイズネットワーク)」の対義語・反意語
OBN(オールドボーイズネットワーク)の対義語・反意語はありませんでした。