「産後クライシス」とは?意味と例文が3秒でわかる!

2020-04-11

「産後クライシス」の意味

産後クライシスとは、出産後から2~3年ほどの間に、夫婦仲が悪化するという現象のことです。

「産後クライシス」普及の背景

産後クライシスの起源は、2012年9月にNHKのテレビ番組『あさイチ』の中で『夫婦を壊す?!“産後クライシス”』というテーマで放送されたことにあります。

新たな幸せの始まりであると思っていた出産を機に、良好な夫婦の関係が急に悪化する状態を「危機(クライシス)」と捉え、反響がありました。

2013年11月には、この言葉をタイトルとした書籍2冊が相次いで出版され、雑誌記事やネット上でも話題として取り上げられました。

「産後クライシス」の妻視点

産後クライシスの原因として、出産後の妻が、子育てや家事への夫の関与について、強く不満を抱くことになりやすいことが指摘されています。

妻側はどんな不満を持つのかについてご紹介します。

先に私と上の子で晩ご飯を済ませ、2人のお風呂。下の子は首も座っていないので毎日のお風呂、ほんとしんどいです。

それから旦那さんのご飯、食器洗い、洗濯です。

もちろん旦那さんはこうやって子供達と触れ合える時間がないので私は幸せかもしれない。でも私もバリバリ仕事をしていた自負もあり、大変だろうけどメリハリのある生活をしてる旦那さんに次第に苛立ちが収まらなくなってます。

少しでも早く帰ってきて欲しい。1週間に1回くらい定時に帰れないのか。

こっちは日中話し相手もいなくて、子供のお世話で肩も腰も悲鳴をあげてます。

私の考えは自分勝手なのかな、と今日こそは優しく「おかえり」って言おうと思っているのに、帰ってくると「今日も遅かったやん」とか「いいな自由な人は」とか嫌味な言葉ばかり出てしまい自己嫌悪です。

会話するとケンカになりそうで、嫌な言葉を発してしまいそうで、、最近は話しかけるのをやめてしまってます。

参照:くわばたりえオフィシャルブログ

「産後クライシス」使用上の注意

産後クライシスになった時、「その原因は夫にある」と一方的に咎めるのはよくないでしょう。不満を抱くという行為は本人の捉え方に責任があるのですから。

言ってしまえば、夫の育児・家事への関与の多寡とは関係なく、いくら夫が育児・家事をどんなにがんばっても、不満は容易に創造され、産後クライシスは起こりえます。

腹をたてることは気持ちの良いことなのです。

「産後クライシス」の夫視点

一方、補足として夫側にもその振る舞いについて注意点を上げておきます。

「育児や家事を、やってもやっても認めてもらえない」と嘆く、あるいは不満を抱く夫もいます。その人には、「母親としての妻を、父親としてサポートする」という考えがあるかもしれません。

これは父親としての役割、母親としての役割に意識を向けすぎた状態です。

役割交流では、妻を「女」としてみることが自然となくなります。

感情交流をなくしては、1対1の人間として愛を与えあうことが少なくなるでしょう。そのことは産後クライシスの原因となりえます。

「産後クライシス」の例文・用例

産後クライシスを使った例文・用例を紹介します。

✓例文・用例

●毎日嫌になる。これが産後クライシスかな?
●長く続く結婚生活、産後クライシスに限らずクライシスはおこるよ。

SNSでの「産後クライシス」の使われ方

「産後クライシス」の類義語

産後クライシスの類義語は「育児ノイローゼ」です。

「育児ノイローゼ」とは、出産・子育ての期間に、母親が情緒不安定、うつ状態、睡眠障害などを起こす状態のことです。

「産後クライシス」の対義語・反対語

産後クライシスの対義語はありませんでした。