「クロスレビュー」とは?意味と例文が3秒でわかる!
「クロスレビュー」の意味
クロスレビューとは、複数のゲームを複数の人間で評価し、結果を一覧表にしたものです。
ゲーム雑誌『週刊ファミ通』に連載している、新作ゲームの評価コーナーで使用されます。
なお、「クロスレビュー」という名称は、株式会社KADOKAWAが商標登録しています。
「クロスレビュー」の特徴
クロスレビューは碁盤の目のような表になります。列欄に作品レビュアーを、行欄に作品タイトルを並べてレイアウトすることからクロスレビューの名が付いています。
雑誌編集スタッフの内4名がレビュアーとしてゲームソフトをプレイ、一人頭10点満点で評価し、担当者のコメントを添えて点数と共に掲載します。
合計40点満点でタイトルを評価し、30点~31点は「シルバー」、32点~34点は「ゴールド」、35点以上が付いたタイトルは「プラチナ」として殿堂入りを果たします。
週刊ファミ通において最も長く続いているメイン企画になります。
「クロスレビュー」の影響
現在では、インターネットが普及して、誰もがゲームソフトのレビューを書くことができ、そのレビューを閲覧することで、購入の参考にしています。
しかし、インターネット普及以前では、ファミ通などのゲーム雑誌の情報が新作ソフトを購入する参考となるものでした。
ゲームソフトの販売店などでは「ファミ通でゴールド殿堂」などの表示を付けて販促に活用されています。
「クロスレビュー」の歴史
クロスレビューは、ファミ通の1986年10月31日号より開始されました。
初期の頃は、東府屋ファミ坊、水野店長、森下万里子、ガスコン金矢の4人でレビュアーが固定していました。その後、人事異動や発売されるゲームの本数が増えるに従って多数の編集者で持ち回りするようになりました。
1996年11月22日号以降、合計点数が32点以上のソフトは「殿堂入り」とされ、マークが付けられるようになりました。
1998年7月24日号からは、点数によってシルバー、ゴールド、プラチナとランク別にマークが付けられるようになります。
初めて40点満点評価を受けた作品は、98年発売の任天堂『ゼルダの伝説 時のオカリナ』でした。レビューから10年以上経って初めての満点評価でした。
ちなみに、クロスレビューの初期に女性視点で論評をしていた森下万里子さんは、清楚な語り口調で、ファミ通読者のアイドルと化していました。ゲームといえば、“男が遊ぶもの”というイメージが強かった当時のお話です。
イラストでしか誌面に登場しなかったため、「本当に存在しているのかどうか」が話題になることもありました。
「クロスレビュー」の例文・用例
クロスレビューを使った例文・用例を紹介します。
●クロスレビューはあてにならない
●クロスレビューを参考材料の一つだ。
SNSでの「クロスレビュー」の使われ方
探索者職業のクロスレビューです pic.twitter.com/HAbyNer3bh
— くぜ@オムニ社 (@kuzunouraha) February 28, 2020
90年代前半のクロスレビューの文面見てると「グー」だの「イカしてる」だの「○○がナイスすぎ」みたいな事がわんさか書いてあり、オードリー春日に「ダセェな!」って怒られるような恥ずかしさを感じてくる
— 咲来さん@47都道府県これを禁止されたら死ぬ世界選手権 (@sakkurusan) February 28, 2020
「クロスレビュー」の類義語
クロスレビューの類義語は、「クロス・レヴュー」です。
「クロス・レヴュー」とは、音楽雑誌「ミュージック・マガジン」において、アルバムCDの論評を一覧にしたものです。
「クロスレビュー」の対義語・反対語
クロスレビューの対義語はありませんでした。