「嫁レビュー」とは?意味と例文が3秒でわかる!
「嫁レビュー」の意味とは
嫁レビューとは、自分の奥さんにやってもらい感想をもらうことという意味です。
嫁レビューとは、「自分の奥さんに何かしらをやってもらい感想を言ってもらうこと」を指しています。
大手企業による開発チームなどの、開発秘話として語られた内容となっていることから広まっていった単語です。
開発秘話として語られたこともあって、奥さんにやってもらうことの対象は自身の仕事関係のものが当てはまることが多くなっています。
しかし使用に限定的な縛りや決まりは特に無いため、仕事以外の趣味のことなどが入ることもあるのです。
1番身近な存在でありながら、自分とは違った価値観を持つ奥さんにレビューをしてもらうことに価値があるというニュアンスが含まれています。
もっと言えば、1番身近な女性からのレビューという解釈でもいいでしょう。
大手企業の開発秘話として広まったこともあり、言葉の分類としては若者言葉に分類されると考えられます。
「嫁レビュー」の語源
嫁レビューの語源は、ガンホーの開発秘話です。
「嫁レビュー」という単語が広まったキッカケには、ゲーム開発の大手企業であるガンホーによる開発秘話の中での話にあります。
ガンホーを代表する作品である「パスドラ(パズルアンドドラゴンズ)」の、開発とヒットまでの話の中に登場するのです。
ガンホーでは森下一喜社長をはじめ、開発スタッフは出来上がったゲームをまず奥さんにやってもらうとのことでした。
そして奥さんの感想をもとに、さらに改良を加えたり発表に至るかの基準の1つとしているんだそうです。
このように「奥さんの感想を参考に取り入れる」、という興味深い話をから嫁レビューという言葉が広まる要因となりました。
また大ヒットとなったアプリゲームである「パズドラ」も、嫁レビューがされていたことから注目はさらに大きいものとなったのです。
さらにパズドラユーザーが比較的若い層だったことも、こうした若者言葉としての広まりを後押ししたものと考えられます。
「嫁レビュー」のキッカケとなった講話
嫁レビューは、とある講話をキッカケに広まった単語です。
その講話とは、2012年に行われたガンホーの山本大介氏による「嫁と開発と私~」となっています。
この後講話のサブタイトルに「嫁」とすでに出ているのですが、話の中にもしっかりと出てくるのです。
それは愛犬が飼い主に対して話しかける本である「犬と私の10の約束」を真似て語られた、ゲームから開発者に向けて話しかけるという珍しい内容の部分に出てきました。
10ある約束のうちの9番目に「あなたには家族や友達がいます」という項目があり、自身の体験として特に奥さんに感想を言ってもらうという話が出たのです。
この項目の内容の要約は「開発チームだけでは社内の意見を取り入れることはもちろんだが、それ以外の人の意見も取り入れるべき。そう考えているので、開発の際には積極的に嫁レビューを取り入れた」というものでした。
パズドラ自体の大ヒットと、こうした開発秘話の反響が大きかった分だけ嫁レビューという単語も広まっていったわけです。
「嫁レビュー」の例文・用例
嫁レビューを使った例文・用例を紹介します。
●おれの嫁さんが嫁レビュー をしてくれないんだが。
●実は嫁レビュー をしてもらった結果、見直したいところが出てきたんだ。
SNSでの「嫁レビュー」の使われ方
まぁそもそもガチャで楽しむってのが間違ってる気もするが・・・このガチャラッシュ、嫁レビューして欲しいわ。。。これでOK出す嫁は金銭感覚狂っとる。 pic.twitter.com/3lKrSFrzeY
— STF@社畜の極み乙女。 (@xxxSTFxxx) August 14, 2019
イカ捌いたのに、さばき方が下手すぎて実験みたいで不味そうと言う嫁レビューによりホイル焼きになった
— 菅原 孝則 (@oligin020) July 10, 2019
「嫁レビュー」の類義語
嫁レビューの類義語は、「奥さんの意見」です。
嫁レビューの意味にほぼ同じですが、奥さんの「感想」よりも少し広域な「意見」が当てはまります。
嫁レビューは開発秘話の中で語られた単語でしたが、実際の使用では仕事の話に限りません。
そのため感想というよりも、もう少し強い意味合いの意見という言葉の方が現在使われているニュアンスに近くなります。
そのため、奥さんの意見が類義語と言えるでしょう。
「嫁レビュー」の対義語・反意語
嫁レビューの対義語は、「他人の意見」です。
意味は、全く関係の無い人からの意見です。
嫁レビューとは身近にいる奥さんから、忖度の無い意見を言ってもらうという意味があります。
またそうした意見だからこそ、反映させる価値があるというニュアンスもあるのです。
そのため忖度などが有るかもしれない、他人の意見とは違った価値を見出しているとも言えます。
そのため対義語には「身近な存在である嫁」とは真逆に位置する、「他人」という言葉が当てはまるでしょう。