「プライベートブランド」とは?意味と例文が3秒でわかる!
「プライベートブランド」の意味とは
プライベートブランドとは、小売業者によって企画・販売される製品ブランドのことで、「PB」と略される場合もあります。
近年、カフェチェーン店では、プライベートブランドの導入が拡大しています。消費者の価格志向が高まる中、カフェチェーン店は、コスト削減によって価格を抑えることで、競争力を維持・向上させようとしており、プライベートブランドの導入が有効な手段となっています。ドリンクやフードでプライベートブランドの導入が進んでいる他、雑貨でも導入されつつあります。
たとえば、カフェチェーン店のプライベートブランドの例としては、スターバックスコーヒージャパンの「スターバックス オリジン ブレンド」や、ドトールコーヒーショップの「ドトール プレミアムブレンド」などがあげられます。これらのコーヒーは、メーカーが製造した商品に付けたブランド(ナショナルブランド)に比べて価格が安い傾向にあるため、コストパフォーマンスを重視する消費者に人気があります。
ドリンクだけでなく、スイーツにも、プライベートブランドが登場しています。例えば、ルノアールの「ルノアール デザート」や、コメダ珈琲店の「コメダ シロノワール」などが挙げられ、カフェの雰囲気やイメージに合った商品として、人気を集めています。
「プライベートブランド」のメリット
小売業者からメーカー側に製造を依頼し、自社のブランドとして販売する商品であるため、小売業者側が把握した客のニーズや動向をいち早く商品製造に活かし、小売業者のイメージにあった商品を開発することができます。また、自社で製造・販売し、卸売業者などへの費用がかからないため、コストを抑えられ、利益が上がります。
「プライベートブランド」の語源
プライベートブランドの語源は、英語の「private brand」です。privateは、ラテン語の「privatus(プライヴァトゥス)」が語源となっており、「私的な」という意味を持っています。brandは、古英語の「brand」が語源となっており、「焼き印」という意味を持っています。古代においては、家畜に焼き印を押すことで所有者を特定する方法が用いられていました。このことから、「ブランド」は「所有権」や「信頼性」などの意味も持つようになりました。
現代においては、「ブランド」は、商品やサービスに付加価値を与える重要な要素として認識されています。プライベートブランドにおいても、ブランド力は重要な要素であり、流通業者は独自のブランドを構築することで、消費者の信頼や支持を得ることを狙っています。
プライベートブランドは、流通業者が自社で企画・開発・販売を行うブランド商品を指すため、この語源から「流通業者の私的なブランド」という意味で解釈されています。
「プライベートブランド」の例文・用例
プライベートブランドを使った例文・用例を紹介します。
●プライベートブランドのコーヒーはコスパが良く、品質も高いのが魅力だ。
●プライベートブランドのスイーツを楽しめるカフェが増えている。
SNSでの「プライベートブランド」の使われ方
ファミマとセブンだけじゃなくてローソンとも930mlのブラックコーヒーを共同開発してプライベートブランドで出させてるのUCCこそ影の黒幕って感じするな
ブラックだけに pic.twitter.com/va0k0sBjVr— 豚 (@world_of_pigs) November 30, 2018
今朝立寄ったコンビニにプライベートブランドの紅茶が新発売されてたの😎
それが美味しかったの🤤幸せってこういうことだな😎 pic.twitter.com/yq0TUhy13c
— KOHHSUKE® (@kohhsuke_jp) March 3, 2023
「プライベートブランド」の類義語
プライベートブランドの類義語はありませんでした。
「プライベートブランド」の対義語・反意語
プライベートブランドの対義語・反意語は「ナショナルブランド」です。
「ナショナルブランド」とはメーカーが製造した商品に付けたブランドのことです。