「感想戦」とは?意味と例文が3秒でわかる!
「感想戦」の意味とは
感想戦とは、将棋の対局が終わった後に、その対局を再現しながらお互いの指し手を研究することです。
「感想戦」の意義
感想戦は通常、対局が終わった直後にそのまま始められます。時間制限や勝ち負けはなく、お互いに最善手はどういう指し手だったのかを模索していくという意義があります。
敗者はどの指し手を改善すれば状況が好転したのか。勝者も、よりよい指し手はあるのだろうかということを一緒に突き詰めていく場になり、長時間に及んで行われることも珍しくありません。
「感想戦」の特徴
通常は対局者同士で行われますが、観戦者が参加することもあります。
その場合は棋譜(その局の指し手を順番に記入しておくもの)を記録しておいてそれを再現しながら行うのが一般的ですが、プロ棋士の場合は記憶してしまっていることがほとんどです。
プロの公式戦では感想戦は行われる前提のため、行われないのは珍しいケースに当てはまります。
近年では2020年7月に行われた一局で、橋本崇載氏が藤井聡太氏に敗れた際、史上最年少タイトル獲得をかけて多忙な対局スケジュールをこなしていた藤井棋士を気遣って感想戦をあえて拒否したことがあります。
「感想戦」の表現の広がり
囲碁やチェス、麻雀でもこの「感想戦」という言葉が使われることがあります。
ただ囲碁では通常「局後の検討」という言葉が、同じく対局のあとに行われる研究について用いられます。
また「物事が終わったあとの振り返り」として用いられる例も多く、ライブイベントなどが終わったあとに同じ趣味の人同士で集まったりSNS上で感想や思い出を語り合うことを「感想戦」と呼ぶことがあります。
「感想戦」の例文・用例
感想戦を使った例文・用例を紹介します。
●この一局の感想戦は長時間に及び、お互いを高め合っている様子が感じられた。
●将棋は感想戦までじっくり見るのが醍醐味だよね。
SNSでの「感想戦」の使われ方
広瀬八段お疲れ様でした。
聡太二冠おめでとうございます✨
感想戦が終わって、聡太二冠も広瀬八段も記録係くんにお声掛けしていましたね☺️(永瀬戦から将プレ入って見れた)
タイトルホルダーとしてどんどん立派に素敵になっていく✨
その過程を見られるのも嬉しい?
最終戦も楽しみにしています‼️— momoっち? (@momo26222311) November 2, 2020
結果は残念でしたが、封じ手開封から感想戦まで対局室の張り詰めた雰囲気と両対局者の真剣な眼差しがたっぷり拝見でき貴重な経験でした。
これからも羽生先生を信じて応援します!!そして帰路につきます? pic.twitter.com/usjZl9IkHC— りっさん☕? (@ri_ssan29) November 8, 2020
「感想戦」の類義語
感想戦の類義語はありませんでした。
「感想戦」の対義語・反意語
感想戦の対義語・反意語はありませんでした。