「リアル二刀流」とは?意味と例文が3秒でわかる!
「リアル二刀流」の意味とは
リアル二刀流とは、メジャーリーグのロサンゼルス・エンゼルスに所属する大谷翔平選手の偉業を称えた言葉です。
「リアル二刀流」の由来
大谷翔平選手は日本のプロ野球時代には日本ハムに所属し、2018年よりメジャーリーグのロサンゼルス・エンゼルスに所属しています。
日本のプロ野球やメジャーリーグでは、ピッチャーとバッターの両方で活躍する「二刀流」はほぼ不可能とされて来ましたが、大谷選手は日本ハム時代にピッチャーとバッターのどちらでも結果を出しています。
そのため、メジャーリーグに渡ってからは初めての「二刀流」適用選手となり、1つの試合で指名打者と先発投手を兼任するという偉業に挑戦することになったのです。
「二刀流」という言葉は元々、江戸時代の剣術家・宮本武蔵が両手に刀を持って戦う姿のことを指しますが、野球では攻守共に戦える選手のことを表しています。
しかし、プロの世界では先発投手であればピッチングに、強打者であればバッティングに専念するのが一般的で、二刀流選手でいることは非現実的とされていました。
大谷選手はこの常識を覆すような、ピッチャーとしてもバッターとしてもハイレベルな成績を残したため、「二刀流は現実になったんだ」というニュアンスをこめて「リアル二刀流」という言葉が広まりました。
この「リアル二刀流」は、「ユーキャン新語・流行語大賞2021」で大賞を受賞しています。
「リアル二刀流」の記録
大谷翔平選手は、2021年のシーズンを「二刀流」で駆け抜けるというほぼ前例のない偉業を成し遂げ、その中で多くの記録を塗替えました。
例えば、2004年に松井秀喜が記録した「日本人大リーガーによるシーズン最多本塁打」は31本でしたが、46本と大幅に上回りました。
また、同一シーズンで10本以上の本塁打を打ちながらピッチャーとして奪三振を100回以上記録するのはメジャーリーグ史上初となり、本格的に「二刀流」を達成したとして、100年ほど前に活躍して今も「野球の神様」として名前を残す「ベーブ・ルース」の再来だと称えられました。
このような活躍を受け、大谷選手は2021年のメジャーリーグにおけるMVP選手に選出されています。
「リアル二刀流」の例文・用例
リアル二刀流を使った例文・用例を紹介します。
●今日もリアル二刀流の活躍が見られるかな?
●リアル二刀流の大谷選手と同世代なんて信じられない。
SNSでの「リアル二刀流」の使われ方
リアル二刀流
天は二物を与え賜うた?? pic.twitter.com/q2XtlELKzP— タジフ@多分、痛風。 (@rockrock2018) December 16, 2021
俺も大谷翔平と一緒で「寒がり」と「暑がり」のリアル二刀流です
なにも一緒じゃないけど
— Moyashi (もやし) (@dragon10152602) December 13, 2021
「リアル二刀流」の類義語
リアル二刀流の類義語は、「ショータイム」です。
こちらはリアル二刀流と共に2021年の流行語大賞を受賞した言葉で、大谷選手が活躍している時間を彼の「翔平(ショーヘイ)」という名前にかけて実況アナウンサーが発した表現です。
「リアル二刀流」の対義語・反意語
リアル二刀流の対義語・反意語はありませんでした。