「バイアス」とは?意味と例文が3秒でわかる!
「バイアス」の意味とは
バイアスとは、 「偏りを生じさせるもの」「偏見」「先入観」という意味です。
バイアス(bias)は英語で、「偏り」にまつわる多くの意味を持つカタカナ言葉です。
日本語でも、意味は英語と同様です。
一般的に使用されている意味は、「偏りを生じさせるもの」です。
「評価にバイアスがかかっている」と表現した場合、「評価する者の偏見や先入観によって、偏った評価をされている」ことを表します。
また、「斜め」という意味も持っています。
「バイアス」の語源
バイアスは英単語の「bias」が語源のカタカナ語です。
「バイアス」を使った言葉
バイアスを使った言葉には以下のようなものがあります。
バイアス男子
アニメや漫画に出てくる男子で、性格や価値観、能力が平均的ではなく、極端に偏った男子を意味する言葉です。
主にネタとして描画されます。
メディアバイアス
新聞やテレビなどは、同じ情報を様々な論調で報道します。
得た情報の、どの部分をどんな風に伝えようとするかによって、偏りが生じます。
そのことを「メディアバイアス」と呼びます。
ジェンダーバイアス
性別において、男女の役割についての固定観念を指す言葉です。
「男は会社などで仕事をすべき」「女は家で家事や育児を行うべき」という考え方がそれに当たります。
統計においての「バイアス」
分析において使用される標本の選択に偏りがある、行った分析の推定結果が実態と乖離している場合などに用いられます。
心理学においての「バイアス」
人間のいわゆる思い込みのことを、心理学上では「認知バイアス」と呼びます。
火災報知機が鳴っているけれど、訓練だと思い込むことなどがそれにあたり、「正常性バイアス」と呼ばれます。
また、自分は相手に騙されていると感じながらも、相手を信じたい一心で、周りの助言より相手の言葉だけを聞いてしまう「確証バイアス」もそのひとつです。
斜めについての「バイアス」
「バイアスタイヤ」と呼ばれる、自動車などで使われるタイヤがあります。これは、タイヤの骨格が自動車の進行方向に対し斜めの方向に配置されているタイヤで、大型の自動車などに使われます。
また、裁縫の世界でバイアスが意味するものは、布の織り目に対して斜めの方向です。
伸縮するバイアスに裁断された帯状の布を「バイアステープ」と呼び、縁取りや裾上げに使われます。
「バイアス」の言い換え
バイアスはほかの言葉に置き換えて使うこともできます。
例えば、「バイアスがかかった考え方」は「先入観にとらわれた考え方」
などと言い換えることができます。
「バイアス」の例文・用例
バイアスを使った例文・用例を紹介します。
●「女は楽でいいよな」という発言は、まさにジェンダーバイアスから出た発言だと思う。
●バイアスのかかった見方をすると、信頼性に欠ける結論を出すことになるので注意が必要だ。
SNSでの「バイアス」の使われ方
45度のバイアステープ、90度の縁取りテープは同じ形ですが、用途が違うんです。https://t.co/miJkkLS44a #バイアステープ #ハンドメイドpic.twitter.com/BKeursrB4t
— ひまわり (@nao3121) February 23, 2016
努力というのもあるけど、同じ職種で見た場合、男性が生き残れる程度の実力では、女性というハンデを負って生き残れてないのだと思う。無意識のバイアスで評価を下げられたり、discourageされることも多いし。 https://t.co/5UbPC3Z1Ad
— 和而不同 (@Yukiyo) December 31, 2019
「バイアス」の類義語
バイアスの類義語は、「先入観」「思い込み」です。
「バイアス」の対義語・反意語
バイアスの対義語は、「中立的」「客観的」です。
意味は、「理解や認識の偏りがない」です。