「一言半句(いちごんはんく)」とは?意味と例文が3秒でわかる!
「一言半句」の意味とは
一言半句(いちごんはんく)とは、「ほんの一言」、「ちょっとした一言」という意味の四字熟語です。
「一言半句も文句を言わない」、「一言半句の弁明もない」、「一言半句も聞き漏らすまい」というように、打ち消しの表現とセットで使用されるのが一般的です。
「一言半句で説明してください」のように、打ち消しの表現を伴わずに使用されることもあります。
「一言半句」の語源
「一言」と「半句」は、ともに「少しの言葉」という意味を表しています。類似しているこれら2つの熟語を重ねることで、より意味を強調しています。
「一言半句」の英語表現
一言半句の英語表現は以下の通りです。
一言半句は、日本語では「ほんの少しの言葉」という意味ですが、英語では、より「言葉の数」や「言葉の長さ」に焦点を当てて表現となっています。
・a single word[出典:大辞林 第三版]
・a syllable [出典:デジタル大辞泉]
・a few words [出典:精選版 日本国語大辞典]
「一言半句」の例文・用例
一言半句を使った例文・用例を紹介します。
●誰がどう見ても彼に非があるのに一言半句も謝らない。
●容疑者は事件について一言半句も話そうとしなかった。
SNSでの「一言半句」の使われ方
文章力って、鍛えるもなにも、どうしようもない気がする。
日本語話者が日本語で伝えるのは、ある一定レベルまではだれでも到達できる。
でも、人の心を撃ち抜く一言半句を紡げるかは、その人の生き様としか言いようがない。
— ヒヨコォ (@newHIYOKOo) November 30, 2022
母国語が日本語でない患者さんがいらした場合、申し訳ないけど日本語で対応させてもらっている。
日本語でも一言半句気をつけて説明しているのに、外国語でそのレベルは維持できない。
英語で診療できる先生を心から尊敬している。— ぷんく (@punktion) February 26, 2022
「一言半句」の類義語
一言半句の類義語は「一言一句(いちごんいっく)」や「片言隻句(へんげんせきく)」です。一言一句は「ほんの一言」や「ひとつひとつの言葉」を意味する四字熟語です。ことばを大切にすることのたとえとしても用いられます。
一言半句が「言葉が短い」ことを強調した四字熟語であるのに対し、片言隻句は「言葉が少ない」ことを強調した四字熟語です。たとえば、「一言半句で説明する」は簡潔に説明することを意味し、「片言隻句でしか話せない」は、ほとんど言葉が話せないことを意味します。
「一言半句」の対義語・反意語
一言半句の対義語・反意語は「千言万語(せんげんばんご)」です。千言万語は非常に多くの言葉を意味する四字熟語です。