「換骨奪胎(かんこつだったい)」とは?意味と例文が3秒でわかる!

「換骨奪胎」の意味とは

換骨奪胎(かんこつだったい)とは、古人の詩文の表現や発想をうまく取り入れて、自分独自の作品を作り上げることを表す四字熟語です。現代では、他人の作品に手を加えて、自分独自の作品であるように見せかけるといった悪い意味で誤用されることが多いです。

「換骨奪胎」の語源

「換骨奪胎」は元々「骨を取り換え胎盤を奪い取って、自分のものとする」という意味です。これは中国の道教に伝わる、仙人になるための肉体改造法を指す言葉です。

中国の宋代の書物『冷斎夜話(れいさいやわ)』では、詩文の創作のコツとして「換骨法」と「奪胎法」が紹介されており、これが「古人の詩文の表現や発想をうまく取り入れて、自分独自の作品を作り上げること」という意味を示す「換骨奪胎」の由来となっています。

「換骨法」は、人間の骨(凡骨)を仙人の骨(仙骨)に取り替えることから転じて「意味を変えないまま言葉だけを変えること」、「奪胎法」は、胎盤を奪うことから転じて、「手本となる言葉を元に新たに創作する」という意味を持ちます。

「換骨奪胎」の例文・用例

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換骨奪胎を使った例文・用例を紹介します。

✓例文・用例

●過去の傑作をうまく換骨奪胎したミュージカルだ。
●既視感があると思ったら、別の作品を換骨奪胎したと思われる絵画だった。

SNSでの「換骨奪胎」の使われ方

「換骨奪胎」の類義語

換骨奪胎の類義語は「同工異曲」(どうこういきょく)です。音楽や詩文などで、その手法は同じでも趣が違って見えること。転じて、見かけは異なるように見えて、中身はほとんど同じであることを意味します。

「換骨奪胎」の対義語・反意語

換骨奪胎の対義語・反意語はありませんでした。

四字熟語

Posted by 亜樹南川