「表裏一体(ひょうりいったい)」とは?意味と例文が3秒でわかる!

「表裏一体」の意味とは

表裏一体(ひょうりいったい)とは、一見相反する二つのものが、実は密接に関係し、互いに補い合って一つのものとなっていること

を表す四字熟語です。

この言葉は、物事の多面性や複雑性を表すために古くから用いられてきました。例えば、善悪や陰陽、苦楽といった相反する概念も、「表裏一体」の関係であると捉えることができます。また、「表裏一体」は、人間関係にも当てはめることができます。人は誰しも表裏があり、良い面と悪い面を持っています。しかし、その両面を受け入れてこそ、真の人間関係を築くことができるという考え方です。

「表裏一体」の語源


「表」は物事の外側や表面、「裏」は内側や裏面を指します。つまり、「表裏一体」は、表と裏が別々のものではなく、表があってこそ裏があり、裏があってこそ表が成り立つという関係であることを意味します。

「表裏一体」の英語表現


表裏一体を英語で表すと次のような表現になります。

・two sides of the same coin
・a paradox (一見矛盾しているように見えるが、実は真理を表しているもの)
[出典:ジーニアス英和辞典]

「表裏一体」の例文・用例

表裏一体を使った例文・用例を紹介します。

✓例文・用例

●愛と憎しみは表裏一体であり、紙一重の差しかない。
●人間は善と悪という表裏一体の側面を持ち合わせており、常にその葛藤の中で生きている。

SNSでの「表裏一体」の使われ方

「表裏一体」の類義語

表裏一体の類義語は「相即不離(そうそくふり)」です。相即不離とは、深く関係し合っていて一体であり、切っても切れないことを表す四字熟語です。

「表裏一体」の対義語・反意語

表裏一体の対義語・反意語はありませんでした。

四字熟語

Posted by 亜樹南川