「髷」とは?意味と例文が3秒でわかる!
「髷」の意味とは
髷とは、髪の毛を頭のてっぺんで束ねて、曲げたり折り返したりした部分、またその髪型という意味です。
「髷」の語源
髷の語源は、わげです。
動詞の「わぐ」が「曲げて輪にする」という意味で、髪のもとどりの余りを曲げて、束ねたものを「わげ」といいます。
「髷」の特徴
日本髪(洋髪に対する和風の髪の総称)を構成する4要素の一つで、髪を束ねて、輪をつくるように結ぶことをさします。
女性の場合は、頭の中心に根を取り、前髪、鬢(びん)、髱(たぼ)の毛先を集めて髷を結います。
全体の髪型をひきたてる中心的部分で、日本髪の美しさを象徴します。髷の形によって髪型の名称がつけられているものが多いです。
古くは、古墳時代の人形埴輪にみられる髪型です。
「髷」の注意事項
相撲では、髷を引っ張って相手に勝つことは反則となっています。
「髷」の英語表現
英語では、「a topknot」と表します。
―tie one’s hair in a topknot(髪を髷に結う)
―cut off a sumo wrestler’s topknot at his retirement ceremony(引退式で大銀杏にハサミを入れる)
「髷」の派生パターン
髷のパターンには2つあります。
丁髷(ちょんまげ)
江戸時代の男性の髪型の一つで、額から頭のてっぺんの髪を剃って、月代(さかやき)にし、残りの髪を束ねて前方に寝かせた髪型です。
相撲の力士の髪型は、月代のない髷の髪型をさします。
明治時代以降は、散切(ざんぎり)に対して、半髪とも呼ばれましたが、これは頭部の下半分に髪を残した結い髪であったことによるものです。
大銀杏(おおいちょう)
十両以上の関取が場所入り、取組、土俵入りなどの公式の場で結う髷の髪型です。
髷の先がイチョウの葉のように広がっているところから大銀杏と名づけられました。
「大銀杏を結う」ことはすなわち相撲取りが「関取(十両以上)に昇進した」ことをさします。
「髷」の例文・用例
髷を使った例文・用例を紹介します。
●力士になり、はじめて髷を結ってもらった。
●髷が大きく乱れるほどの激しい取り組みだった。
SNSでの「髷」の使われ方
月代剃った髷は、以前相撲部屋の床山さんが美しく拵えて下さいました。 pic.twitter.com/hEhuPM3rhZ
— 櫻井貴流@ブルーライトヨコハマ (@shiruane) December 1, 2020
大銀杏について調べた際に「髷の先端が後ろから見ても銀杏が開いたように見えるよう大銀杏は、体格の良い相撲取りによく似合う髪型である」と書いてあって、だから芹沢さん似合うんだな〜としみじみ思った
体格、いいもんネッ…☺️— 鴨南そば@期間限定 (@kamozuki_0902) December 6, 2020
「髷」の類義語
髷の類義語はありませんでした。
「髷」の対義語・反意語
髷の対義語・反意語はありませんでした。