「フレーミング」とは?意味と例文が3秒でわかる!
「フレーミング」の意味とは
フレーミングとは、ネット上で相手を攻撃する行為のことです。
様々な意味を持つ言葉ですが、ネット用語としてのフレーミングは、怒りを誘うようなコメントや、嘲笑的で挑発するような文を悪意を持って書き込むこと、またそれを引き金にして起こる争いのことを指します。
日本語でいう「ネット炎上」のようなものです。
具体的な定義ははっきりしていませんが、一般的に「悪意があること」と「感情的であること」がフレーミングに相当する書き込みの特徴とされています。
批判する際には、ふつう相手を傷つけないよう注意深く言葉を選びますが、そういった配慮をせずに感情に任せて非難したり、意図的に怒らせようと挑発したりします。
このようなフレーミングに相当する文章や投稿は「フレーム」といい、またフレーミングを故意に行う人を「フレーマー」と呼びます。
「フレーミング」の語源
フレーミングの語源は、英語単語の「flaming」です。
「燃え立つ」「強烈な」という意味を持っています。
激しく争いが繰り広げられるようすを、炎が燃え上がるさまになぞらえています。
「フレーミング」の別の意味
フレーミングには、他にも全く別の意味がいくつかあり、使用するシーンによって異なります。
- :作品の構図を決めること
- :行動経済学のこと
- :野球のキャッチング技術のこと
大まかに分けると以上の三つです。
1.作品の構図を決めること
作品制作においてのフレーミングとは、構図を決めることを意味します。
写真を撮影するとき、被写体をどのように切り撮るか決めることをフレーミングといいます。
カメラのファインダーを覗いて、どの角度から被写体を撮るか、アップの写真にするか小さく映すかを決めることです。
映画やアニメなど映像の制作でも、どのような効果を狙ってどのように画面に被写体を収めるかを決めることを意味します。
絵画制作においては、紙面や画面の中での対象物の位置や大きさを決めることを指します。
2. 行動経済学のこと
ビジネスシーンでは、実際は同じことであっても、表現の仕方を変えることで相手に違った印象を与える効果のことを「フレーミング効果」といいます。
よく、同じことでも言い方次第で印象が変わることを「ものは言いよう」といいますが、まさにそれと似ています。
マーケティングや広告のコピーライティングに利用されることが多い行動経済学です。
3. 野球のキャッチング技術のこと
野球においては、捕手がストライクゾーンぎりぎりのボールを審判にストライクと判定してもらうために行うキャッチング技術のことをいいます。
ただし、ストライクともボールともとれるような際どいコースの球に限って使う言葉で、あきらかにボールのコースを通過した球をストライクに見せかける「ミットずらし」とは区別されます。
「フレーミング」の例文・用例
フレーミングを使った例文・用例を紹介します。
●フレーミングに便乗してくる人がいる。
●インターネットは匿名性があるのでフレーミングが起きやすい。
SNSでの「フレーミング」の使われ方
自殺じゃなくて他殺か?みたいなニュースが流れているが、嫌だなぁ。フレーミング起こる前に、原因究明早くしてもらいたいところ……。
— 土屋誠一 (@seiichitsuchiya) March 14, 2018
社会的存在感を高めることはコミュニケーションの動機付けには良い。しかし高めすぎるとフレーミングなどの問題が起こる場合もある。 #olc2011
— 新谷 華央里 (@neoblossom) June 13, 2011
「フレーミング」の類義語
フレーミングの類義語は、「ネット炎上」です。
ネット炎上とは、SNSなどネット上で特定の投稿に対して非難・批判・誹謗中傷が殺到するさまを表すネットスラングです。
大抵は発信者が、嘘や失言などユーザーの反感を買うような投稿をしたことがきっかけとなって起こります。
「フレーミング」の対義語・反意語
フレーミングの対義語・反意語はありませんでした。