「胸熱」とは?意味と例文が3秒でわかる!
「胸熱」の意味とは
胸熱とは、感動や期待という意味です。
「胸熱」はネットスラングに分類される単語であり、若者を中心に使われている若者言葉となっています。
気持ちの高揚や、感情の高まりから熱くなった状態を表現しているのです。
感情として喜びや期待感などに使う単語で、自分にとってプラスのことが起きたときに使われます。
こうしたポジティブな感情を漢字2文字で表現できることもあり、使い勝手の良い単語として広まっていきました。
ちなみに「胸熱」の読み方は「むねあつ」となっています。
「胸熱」の語源
胸熱の語源は、「胸が熱くなるな」です。
インターネット掲示板である2ちゃんねるで、とあるユーザーによって「胸が熱くなるな」という書き込みがされました。
この書き込みが発端となって、上記の項目に記載した意味のような使われ方をするのです。
この「胸が熱くなる」という表現や言葉が広く使われるようになった後、より使いやすいように省略化され「胸熱」となったことで、より多くの人が使うようになったのです。
2ちゃんねるではこのように省略化され、広く利用されるようになるパターンが多くあります。
その中の代表的な例とも言えるでしょう。
その証拠として、2010年には「ネット流行語大賞」の第10位に選ばれているのです。
「胸熱」の初出の詳細
胸熱は、初出がしっかりと分かっている単語です。
このコメントが書き込まれたのは2007年のことで、初音ミクが登場した時のやり取りとなっています。
初音ミクの登場により、音楽の製作時間がはるかに短縮されるようになるとあって大きく盛り上がっていた頃のことでした。
具体的に楽曲製作の工程を書き綴り、初音ミクの登場でその中のどれだけの工程が不要になったかのやり取りの中で出てきます。
この工程のやり取りの後に、「何か胸が熱くなるな。 新しい技術の夜明けを見ているようだ。」というコメントから上記の語源の項の内容に繋がるのです。
そこから2010年の「ネット流行語大賞」入賞までの間に、徐々に広く広まっていきました。
「胸熱」の例文・用例
胸熱を使った例文・用例を紹介します。
- あのドラマシーンの胸熱 展開は今までのどの作品よりも良かった。
- 応援し続けてきたバンドが、いよいよ初の東京ドームでコンサートとか胸熱展開だわ。
SNSでの「胸熱」の使われ方
キスマイが歌い終わったあとに「お世話になってる“あの人”!!!見てますか!!」「ご飯連れてってくださーい!!」って言ってみんなで手を振ってたのが胸熱すぎて…中居くんきっと見てくれてるよ…
— ゆさ (@smar_5_) March 30, 2020
同じ誕生日の有名人に実相寺昭雄さんやヴァンゲリスさんがいらっしゃるのは胸熱。
— 諏訪部順一 Junichi Suwabe (@MY_MURMUR) March 28, 2020
「胸熱」の類義語
胸熱の類義語は、「激アツや胸キュン」です。
意味は、激アツでは興奮や熱中している様です。
胸キュンに関しては、胸がキュンとするような感覚になるとなります。
胸熱の意味のうち、興奮や期待感を表す使い方に対する類義語に「激アツ」が当てはまりす。
その他の意味として括れる、感動の意味に対しての類義語に「胸キュン」が挙げられるでしょう。
ちなみに「胸キュン」にはさらに強い表現として、「キュン死」があります。
これは「胸キュンし過ぎて死にそう」の意味で、強い表現ではあるものの類義語と言えるでしょう。
「胸熱」の対義語・反意語
胸熱の対義語は、「萎え」です。
意味は、気持ちや気分が萎えるや落ち込むです。
悲しい時などに使う単語で、悲しい時やショックを受けた時に使います。
こちらも程度の強い表現があり、それは「ガン萎え」です。
「ガン」が「とても」の意味であり、「とても萎える」となるのでどちらも対義語と言えます。