「オラつく」とは?意味と例文が3秒でわかる!
「オラつく」の意味とは
オラつくとは、オラオラしているという意味です。
この「オラオラしている」はさらに、「横柄な態度を取っている」とも言い換えられます。
さらにここに「上から目線で相手を見下している様子」というニュアンスが加わっており、ポジティブな単語とは言えません。
横柄な態度を表す「オラオラしている」を、動詞化した単語が「オラつく」なのです。
動詞化したことで使用の幅も広がっており、本来使われ無いものにも使えるようになっています。
「オラオラ」自体が感動詞と言えるので、通常であれば対象の人の態度や言動に使うことが一般的です。
しかし動詞化し「オラつく」としたことで、その人の印象や服装などにも使えるようになりました。
オラつくは侮蔑や相手を馬鹿にしたニュアンスを含む単語のため、使用する際には注意が必要となります。
「オラつく」の語源
オラつくの語源は、オラオラという感動詞です。
人をどける時、道を開けさせる時などに「オラオラ」などと使います。
「オラオラ〇〇しろ!」など命令口調の前に付けることで、その後に続く言葉の意味を強調したり威嚇のニュアンスを持たせたりするために使います。
こうした使い方から転じて、動詞化したために上記のような「横柄な態度を取る」という意味へと繋がっています。
横柄なというのは、乱暴なや強引なという意味を含んでいるためにネガティブな言葉と言えるのです。
さらに威嚇のようなニュアンスから、「偉そうにしている」とも捉えられるため人に対して使う際には印象の悪い単語です。
「横柄で乱暴にしている(見える)」「偉くも無いのに偉そうにしている(見える)」というのが、語源から考えた時の正しい意味やニュアンスとなるでしょう。
「オラつく」のポジティブな意味合い
オラつくは、ポジティブな意味で使われることもあるのです。
ポジティブに使われる場合とは、対象が限定されている時です。
たとえば「あのネコ、オラついている」などとなり、この場合では「可愛い」というニュアンスになるためポジティブな使われ方と言えます。
本来なら「オラつく」はずの無いものが、オラついているように見える様子に限ってはポジティブな使い方となるのです。
「オラつく」と本来オラつくはずの無いものが持つ「可愛さ」などとのギャップで、より「可愛い」を強調するための使い方となります。
「オラつく」の例文・用例
オラつくを使った例文・用例を紹介します。
- あいつは散々いじめられてたのに、何故か今はオラつく 態度を取るのは反動かね?。
- あそこの猫がオラつくように歩いてて可愛い。
SNSでの「オラつく」の使われ方
あとあと、オラつくっていう表現あるじゃないですか、それってオランウータンみたいにうろつくっていう意味だと思ってました。
だってオラつく人ってわざと背中を丸めてゆらゆら揺れながら歩いてるでしょ?ヤンキーとか— ななおあき(雨森望) (@nanao_aki) March 25, 2020
【画像あり】ケンカ最強中学生、卒業式に竹槍マフラー付きチャリでオラつくhttps://t.co/et9JsEKmuG
この子らがこのチャリの装飾をせっせと作ってる所を想像すると
ほほえましい気持ちになるな???※リンク先に画像あり
— sakamobi.com (@sakamobi) March 25, 2020
「オラつく」の類義語
オラつくの類義語は、「イキる」です。
意味は、粋がることや息まくることです。
意味となる言葉を無理に動詞化した造語で、その成り立ちもオラつくと似ています。
オラつくと似た意味を持ちますが、イキるには「怒っている」というニュアンスを含むことがあるので注意が必要です。
成り立ちや意味の近さから、こちらの単語が類義語と言えるでしょう。
「オラつく」の対義語・反意語
オラつくの対義語は、「キョドる」です。
意味は、挙動不審におどおどすることです。
オラつくとは真逆となる、おどおどすることを表すため対義語となります。
成り立ちに関しては無理矢理動詞化している点で似ているため、持つ意味のみが対義です。