「パリピ」とは?意味と例文が3秒でわかる!
「パリピ」の意味とは
パリピとは、パーティなどで騒ぐ人、または単に騒ぐことという意味です。
「パリピ」は「パーティピープル」の略であり、その意味するものは「パーティなどで騒ぐこと」や「パーティでもやっているかのように騒ぐこと」となります。
意味に幅が出ている理由としては、パリピという単語を使う世代によって認識が異なることが理由です。
10代から20代の人では、パリピを単に「友達などと騒ぐこと(人)」や「友達とふざけて騒ぐこと」自体を指すことが多くなります。
30代以上の人ではこれが異なり、「パーティやクラブで騒ぐこと」や「「パーティやクラブで騒いでいそうな)チャラチャラした人」を指すのです。
パリピは2015年にギャル流行語大賞に輝いており、その後の今もなお広く使われている単語となっています。
そのためパリピを使う世代のハバが広くなっていて、使う世代によって若干のニュアンス違いが生じているのです。
そのため必ずしも単語に含まれる、「パーティ」が絡んでいるわけではないことを押さえておきましょう。
「パリピ」の語源
パリピの語源は、上述の通りパーティピープルです。
パリピの語源はパーティピープルであり、このパーティピープルを英語発音したものを略した単語となっています。
「パーティ」を英語よりに発音すると「パーリー」で、「ピープル」を同じく英語よりにする「ピーポー」です。
つまり「パーティピープル」を英語っぽく発音して「パーリーピーポー」とし、これを略して完成した単語が「パリピ」となっています。
パリピという単語が爆発的に流行したのにはキッカケがあり、それは「月曜から夜更かし」という番組です。
この番組の中で出演していた、パーティピーポー集団の「イルマニア」によって流行していきました。
当時の番組内での「イルマニア」のインパクトが絶大だったこともあり、一躍パリピは多くの人に使われる単語となったのです。
「パリピ」の意味が異なる理由
パリピは、使う世代によって意味の異なる単語です。
世代によってニュアンスが異なる理由には、パリピに対してポジティブなイメージを持つかどうかで違っています。
比較的若い世代のかたはパリピを、ポジティブな単語として捉えているようです。
そのため「友達と騒ぐこと」や「大勢で楽しむこと」などを指しています。
一方の30代以上の方になると、「パーティなどで騒ぐこと(人)」や「チャラチャラした人」などとネガティブなニュアンスで使うことが多いようです。
パリピという単語のポジティブか、ネガティブかの受け取り方によって使われるニュアンスにも違いが出ていると言えるでしょう。
ちなみにパリピはもともとは、「休日パーティピープル」という使われ方をしていました。
「仕事の時はきっちり働き、休日にはオフして楽しみたい」という意味です。
このように社会人たちの、オンオフを指す言葉でしたのでネガティブな要素は本来は少ないように思います。
「パリピ」の例文・用例
パリピを使った例文・用例を紹介します。
●僕の彼女はパリピ でやたらインスタが好きなんだよね。
●夜はパリピ なテンションで過ごしたいよね。
SNSでの「パリピ」の使われ方
パリピ感出ててすき#えらあpic.twitter.com/ka7kPjCqZ1
— 椎名ブロッコリー (@broccoli_417) February 29, 2020
クルーズ船・ライブハウスときてスポーツクラブか。コロナウィルスって陽性のパリピっぽい人たちに広がりやすい病気なんじゃないかなと思ったり。まあ人付き合いが多ければ感染の機会も多くなるわけだな。
— kous37(Kosuke Hotta) (@kous37) March 1, 2020
「パリピ」の類義語
パリピの類義語は、「ウェイ系」です。
意味は、「ウェイ」などと騒ぐ人たちを指しています。
パリピ同様に騒ぐ人(こと)を括って表現する単語であり、このことから類義語と言えるでしょう。
ただしパリピよりも、揶揄的な表現であることに注意が必要です。
「パリピ」の対義語・反意語
パリピの対義語は、「静寂」です。
意味は、静かな様子です。
パリピは騒ぐことや、騒ぎそうな見た目の人のことを指していました。
そのため反対語には、静かな様子を指す言葉が位置します。
その静かな様子を指す言葉の代表的なものが静寂ですので、こちらがパリピの反対語と言えるでしょう。