「ジャギる」とは?意味と例文が3秒でわかる!

2021-04-05

「ジャギる」の意味とは

ジャギるには、2つの意味があります。
1つ目は、周りの人から忘れられているという意味です。
2つ目は、画像の解像度が低く、ぼやけたりギザギザする現象という意味です。

「ジャギる」の語源

ジャギるには、2つの意味のそれぞれに語源があります。

①「周りの人から忘れられている」の由来

漫画の 『北斗の拳』から来ています。 北斗四兄弟の一人である 「ジャギ」 というキャラクターがいますが、周囲の人から忘れられていたり、兄弟に入れてもらえないことがあり、「周りの人から忘れられている」という意味になりました。

②「画像の解像度が低く、ぼやけたりギザギザする現象」の由来

英語の名詞「jaggy」(ジャギ―)が語源です。「jaggy」は、「ギザギザ」「でこぼこ」という意味で、コンピュータで画面に表示した文字や図形の縁にできる出るギザギザをさします。

「ジャギる」の特徴

ジャギるには、2つの意味があります。
ともに動詞として使われています。

活用は、ラ行五段活用になります。
(未然形)ジャギら―ない
(連用形)ジャギり―ます
(終止形)ジャギる―。
(連体形)ジャギる―とき
(仮定形)ジャギれ―ば、
(命令形)ジャギれ―!
語として定着して日が浅いですが、助動詞と接続して「ジャギられる」(受け身)、「ジャギった」(過去形)など、さまざまな使い方が見られます。

「ジャギる」の英語表現

英語では、「ジャギる」の意味に合わせて、それぞれ表現します。
「周りの人から忘れられている」は、「無視される」「仲間外れにされる」「シカトされる」を意味する「be ignored」を使うと意味が伝わります。ただし日本語の俗語である「ジャギる」のニュアンスは出ません。
―I was ignored by the whole class.(クラスのみんなから無視された。)

「画像の解像度が低く、ぼやけたりギザギザする現象」を意味するのは「jaggy」です。

「ジャギる」の利用時の注意点

ジャギるには、2つの意味がありますが、一般的には「画像がぼやけていてギザギザしている」という意味で使われることが多いです。

漫画『北斗の拳』に由来する「周りの人から忘れられている」という意味は、『北斗の拳』を知らない人には伝わりにくいため、使う場面に注意しましょう。

「ジャギる」の克服のポイント

画像がぎざぎざになる場合は、できるだけ滑らかに表示する技術として、スムージングやアンチエイリアシングなどがあります。
スムージング(smoothing)とは、プリンターのドット密度に合わせて、文字や図形のビットマップデータを作成する方法です。日本語では「平滑化」と訳します。
アンチエイリアシング(anti-aliasing)とは、ジャギ―を抑えるためにドットの間を描画色と背景色の中間の色で埋める方法です。アンチエイリアシングを施した画像は、輪郭がぼやけるため、必ずしも綺麗な画像になるとは限りません。

「ジャギる」の例文・用例

じゃぎる

ジャギるを使った例文・用例を紹介します。

✓例文・用例

●周りからジャギられた。
●画像がジャギって見えにくい。

SNSでの「ジャギる」の使われ方

「ジャギる」の類義語

ジャギるの類義語は、「無視される」「仲間外れにされる」「つまはじきにされる」「シカトされる」「ハブられる」です。
意味は、存在を認められず、仲間に入れてもらえないことです。
「シカト」や「ハブる」は若者の間で使われることが多い表現です。
言葉によってニュアンスが異なるため、伝える相手を意識して、その場に合った表現を選択します。

「ジャギる」の対義語・反意語

ジャギるの対義語・反意語はありませんでした。