「カットコーム」とは?意味と例文が3秒でわかる!
「カットコーム」の意味とは
カットコームとは、髪をカットする際に利用するコームのことです。
別名「カッティングコーム」とも呼ばれる場合もあります。
髪を梳かす機能に加えて、セクショニング(※)やカットのしやすさを考慮して作られており、主に美容師に好んで用いられます。
(※セクショニングとは、髪を切りやすいように区分けすることです。)
持ち手が省かれており、一直線上で平たい本体には隅々にまでクシが施されているタイプが多いです。
基本的にどのような髪質にも対応できるよう、滑りの良い素材(主にプラスチック)で作られてます。
また、裏側には目盛りが付いているため、髪の毛の長さを測る際にも重宝します。
様々な長さ・大きさ、デザインのものが流通しており、美容師の好みに応じてオーダメイド販売を行っているメーカーもあります。
さらに、クシの歯と歯の間隔が異なるカットコームを、髪質によって使い分ける場合もあります。
カットコームの歯と歯の間隔は、主に「粗歯」と「密歯」の二種類に分けられます。
クセのある髪質やデザイン性の高いスタイリングを施術する際には粗歯が、毛量の少ない場合やストレートヘアには密歯が有効です。
歯の間隔が端から端まで統一されているものもあれば、一つのカットコームの半分を粗歯、もう半分を密歯とした「2in1」タイプのものもあります。
「カットコーム」の基本的な使い方
前述の通り、髪質やスタイリングの種類によって適したカットコームを選択しますが、同じ施術でも状況に応じて使い分けることがあります。
例えば、髪の毛がウェットな状態の時には、粗歯のカットコームを使用します。
濡れた髪の毛は通常時に比べて柔らかくなっていますが、強めに引っ張ってしまうと乾いたときに短くなったりするため、テンション(※)のかかりにくい粗歯のほうが程よくコーミングできます。
(※テンションとは、髪の毛を引っ張る力加減のことです)
一方、密歯のカットコームは髪の毛がドライな状態の時に有効です。
ドライ時には、髪の毛の長さを揃えたり、すくい上げる際に密歯のほうが扱いやすかったりします。
このように、美容師は状況に応じて頻繁にカットコームを使い分けていますので、美容室で施術してもらう時に注目してみると良いかもしれません。
「カットコーム」の例文・用例
カットコームを使った例文・用例を紹介します。
●愛用のカットコームで仕事をする。
●このカットコームはテンションがかかりにくいな。
SNSでの「カットコーム」の使われ方
新しいカットコーム可愛い✨ pic.twitter.com/HXJPbAFCoO
— 口だけ番長ちな@9/12ハジマザ (@rock_hey_tf) October 27, 2020
カットコーム届いたー(^∇^)めっちゃ上等やしコーム長い(^∇^) pic.twitter.com/4vv5MOpbkg
— 瑠加@こんな奴でも美容師 (@sinzan_3) January 28, 2016
「カットコーム」の類義語
カットコームの類義語は、「コーム」「クシ」「ブラシ」です。
コームとは、髪を梳かすための道具です。カットコームはコームの一種です。
クシ(櫛)とは、髪を梳かすための道具で「コーム」と同義です。英語表記は「comb(コーム)」です。美容師・理容師の間では「クシ」ではなく「コーム」と呼ぶことが多いです。
ブラシとは、髪を梳かすための道具です。コームよりも厚みがあり、ブローやカールを施す時に用いられることが多いです。
「カットコーム」の対義語・反意語
カットコームの対義語・反意語はありませんでした。