「二走ボケ」とは?意味と例文が3秒でわかる!
「二走ボケ」の意味とは
二走ボケとは、競走馬が休養明けのレースは好走したものの、その次のレースでは思ったより走れなかったという意味です。
休養明けとは「休み明け」とも言い、前回のレースに出走してから2ヶ月以上空いている状態を指します。
競走馬の休養は、夏や冬のシーズンオフを利用することが多いですが、調子が悪くなれば時期に関係なく放牧させ充分に休ませます。
「二走ボケ」の特徴
通常、休養明けの競走馬は感覚を取り戻すまでスピードが落ちてしまうのが一般的です。
日々の調教がないため、馬体重が増加したり心肺機能や筋肉が鈍ってしまうのが原因です。
ただ、馬体重の増加はスタミナの回復には好影響です。また、ストレスを抱えていた競走馬はのんびりと休養することでストレスが軽減し、良い走りに結び付くことが考えられます。
こういったことを含め、その馬の特性や状態をきちんと把握している調教師がいる場合は、最適なタイミングで休養明けのレースに挑むことができます。また、その調教師ときちんと連携をとってコントロールしながら馬を走らせることが可能な騎手であれば、休養明けでも好走することができます。
しかし、最初のレースで好走したからといってずっといい調子が続くとは限りません。
休養明けにいきなり好走した反動もあり、次のレースでは思ったより走れなくなってしまう事もあります。性格的には、負けん気が強い馬によく起こるとされています。
競馬の予想においては休養明けを好走した馬には期待や注目が集まりやすいため、次のレースで負けてしまうと、賭けていた観客の落胆も大きくなります。
休養明けや二走目の競走馬には出馬表にもその旨が明記されているため、予想をする際はこういった情報も把握することが大切です。
「二走ボケ」の例文・用例
二走ボケを使った例文・用例を紹介します。
●もしかして、と思って賭けてみたけどやっぱり二走ボケになっちゃったか~。
●二走ボケは会社員でいったら火曜日あたりの働きぶりに似てるのかなぁ。
SNSでの「二走ボケ」の使われ方
12Rはオーソリティを超える器()とまで調教師が語ったヘイルメリーが調子が良すぎるので出走させたとのことでしっかり勝ってほしいところ
距離短縮と休養明け二走ボケが不安点— 旭将軍 向日葵 (@hanayasun) November 22, 2020
アーモンドアイ…去年天皇賞・秋を完勝した後有馬記念で九着、今年ヴィクトリアマイル勝利の後安田記念二着。ひょっとして二走ボケしやすいんか?
あと、今年の天皇賞・秋は強かったが今までのような圧倒的な感じがなくなってたのも少し気になる。五歳牝馬やし、調整もだんだん難しくなるかなあ、と?— かず (@kazu_braves) November 23, 2020
「二走ボケ」の類義語
二走ボケの類義語は、「鉄砲が利く」「鉄砲駆け」です。
3ヶ月以上の長期間の休養明けにレースで走ることを「鉄砲」と呼びます。
この最初のレースで好走できる馬をこのように表現します。
ただし、「二走ボケ」のように次のレースでの走りについてのニュアンスは含まれていません。
「二走ボケ」の対義語・反意語
二走ボケの対義語は、「変わり身」です。
競走馬が休養明け最初のレースで感覚を取り戻し、次のレースで好走することを言います。