「戻りオフサイド」とは?意味と例文が3秒でわかる!

「戻りオフサイド」の意味とは

戻りオフサイドとは、オフサイドにいる時に味方から出されたパスを、オンサイドに移動してから受けることです。

「戻りオフサイド」を理解するには、まず通常のオフサイドについて把握しておく必要があります。

まずオフサイドとは、以下の条件を全て満たしているエリアのことです。

1.守備側のフィールド内
2.ボールよりも守備側のゴールに近いエリア
3.後方2名の守備側の選手よりも、守備側のゴールに近いエリア

フィールド上の固定のエリアではなく、その範囲は試合の状況によって刻々と変化します。

また、上記の条件に当てはまるエリアにいる攻撃側の選手に、味方選手がパスを出してしまうと「オフサイド」という反則を取られます。

攻撃側の選手が守備側で待ち伏せする行為を防止するために設けられた制度で、一般的に見極めが難しいルールの一つとしても知られています。

ポイントは、反則の対象が「パスを受ける」タイミングではなく、「パスを出す」タイミングであることです。

そのため、オフサイドでパスを受けたとしても、パスを出されたのがオンサイドにいる時であれば、反則と見なされません。

逆に、オンサイドでパスを受けたとしても、オフサイドにいる時にパスを出されたのであれば、反則と見なされます。

後者のケースはオフサイドからオンサイドに戻ってパスを受けることから「戻りオフサイド」と呼称されています。

「戻りオフサイド」はあくまで俗称で、ルール上は明らかなオフサイドです。

そのため、戻りオフサイドで反則となっても、オフサイドと同様に「間接フリーキック」の権利を相手に与える罰を受けます。

間接フリーキックは、パスを出されたタイミングにいたオフサイドポジションで開始されます。

https://www.youtube.com/watch?v=cRIbhSJNoCk

サッカーニュースにおける「戻りオフサイド」の用例

サッカーニュースの紙面で「戻りオフサイド」がどのように用いられているのか紹介します。

まず、23年1月1日付の『サッカーダイジェストWEB』の記事では、プレミアリーグ第18節における「ブライトン」と「アーセナル」との試合結果を報じています。

ブライトンには日本人の三苫薫、アーセナルには冨安健洋が出場しており、日本でも注目の一戦となりました。

三苫が相手ゴールのネットを揺らしたシュートが「戻りオフサイド」と判定されたことを受けて、以下のように伝えています。

「さらに2-4となった89分にも、圧巻のシュートでネットを揺らしたが、VAR検証の末、下がってボールを受けた際に後ろ足がわずかに出ていたとして戻りオフサイドとなった。(※1)」

(※1.引用:https://news.yahoo.co.jp/articles/00f2d56de7ff1f0fccc54c4bf3244893782ed398)

また、『超WORLDサッカー!』の2月2日付の記事では、リーグ・アン第21節における「モンペリエ」と「パリ・サンジェルマン」との一戦を報じています。

52分にパリ・サンジェルマン所属のハキミ選手が決めたミドルシュートが戻りオフサイドと判定されたことを受けて、以下のように伝えています。

「それでも、ハーフタイムの修正によって良い形で押し込む入りを見せたPSG。52分にハキミが放った圧巻のミドルシュートでゴールネットを揺らした場面は、直前の戻りオフサイドで取り消しとなるが、直後に先制点を奪い切る。(※2)」

(※2.引用:https://news.yahoo.co.jp/articles/2af6015d7ae9573a91e4949b0049cefe9528e936)

このように戻りオフサイドは、試合の命運を分ける瞬間で判定されるケースがあり、サッカーファンを動揺させ、あるいは歓喜させる契機となったりします。

「戻りオフサイド」の例文・用例

戻りオフサイドを使った例文・用例を紹介します。

✓例文・用例

●ゴールを決めたと思いきや戻りオフサイドだった。
●あの時の戻りオフサイド判定は信用できない。

SNSでの「戻りオフサイド」の使われ方

「戻りオフサイド」の類義語

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「戻りオフサイド」の対義語・反意語

戻りオフサイドの対義語・反意語はありませんでした。