「大銀杏」とは?意味と例文が3秒でわかる!

「大銀杏」の意味とは

大銀杏とは、大相撲で関取になると結うことができる髪型のことです。読み方は「おおいちょう」です。

「大銀杏」の語源

大銀杏の語源は、結った髷(まげ・日本の伝統的な髪型の総称)の毛先が大きなイチョウの葉の形をしていることからきています。
江戸時代の男性の髷は「銀杏髷」や「銀杏頭」と呼ばれるものが一般的で、なかでも相撲力士の髷は先端部分にかけてより大きく結ってあるため「大銀杏」という名前がついています。正面から見た時に、頭頂部にイチョウの葉が乗っているように見えるのが特徴です。

「大銀杏」と大相撲

大相撲においての「大銀杏」は、関取(番付で十両以上の力士のこと)が公式の場で結う髪型と位置付けられています。
関取でない力士(幕下)は頭頂部を少しだけ結った「丁髷」という髪型をしていますが、関取でも場所入りや取組、土俵入りなどの公式の場以外では丁髷に結っています。

ただし、幕下でも関取と取組を行う場合は大銀杏に結うことが決められています。
その他に幕下が大銀杏を結う場面としては以下のような見世物や儀式が挙げられます。

  • 初っ切り(相撲の禁じ手を紹介する見世物)
  • 相撲甚句(巡業などで披露される囃子歌)
  • 弓取り式(結びの一番の勝者に代わって勝者の舞を演じる儀式)
  • 断髪式(幕下であっても、元関取であれば引退時に大銀杏を結える)

「大銀杏」と床山

力士の髷を結うのは、相撲部屋に所属する「床山」という専門職の人々です。相撲部屋で力士達と暮らすため、男性が採用されます。
理容師や美容師の免許は不要ですが、見習いから長く経験を積む必要があり、特等床山~五等床山までの階級があります。この階級が高いほど番付で上位の力士の髷結いを担当できますが、大銀杏が結えるかどうかは階級とは別の基準になります。

激しい取り組みでも崩れない髷を、素早く結う技術を習得するには修行が必要です。
丁髷は2年、大銀杏を会得するには5年の歳月が必要だといわれています。

「大銀杏」の例文・用例

大銀杏

大銀杏を使った例文・用例を紹介します。

✓例文・用例

●あの立派な大銀杏を見ると、相撲って国技なんだな~!と実感するよね。
大銀杏を結う練習台になってもらってもいいですか?

SNSでの「大銀杏」の使われ方

「大銀杏」の類義語

大銀杏の類義語は「銀杏髷」です。
複数の種類の「銀杏髷」が存在し、大銀杏は力士以外に江戸時代の武士が結う髪型としても一般的でした。また、町人に好まれていた「小銀杏」という銀杏髷もあります。

「大銀杏」の対義語・反意語

大銀杏の対義語は、「丁髷」です。
幕下以下の力士と、稽古やプライベートでの関取が結う、毛先をちょこんと結う髷のことです。