「トンキン」とは?意味と例文が3秒でわかる!

「トンキン」の意味とは

トンキンとは、東京や東京出身者、東京に住む人を指す言葉です。カタカナ表記で響きも珍妙であるため、主に東京出身者や東京に住む人を冷やかす際に用いられます。
最近では、馬鹿にする意図なく、単に東京や東京出身・居住者を表すために「トンキン」が使われている場合もあります。

「トンキン」が東京都自体を意味するのか、東京都出身・居住者を意味するのかは、文脈で判断するしかありません。またこのように名詞として使われるだけでなく、「東京の」という意味の形容詞として「トンキン弁」(東京弁)、「トンキン人」(東京出身・居住者)といった使われ方もします。

「トンキン」は主に2ちゃんねるやTwitterといったインターネット上で使われる若者言葉です。

ちなみにベトナムの首都ハノイの旧称も「トンキン」といい、漢字も東京と同一の「東京」と書きます。

「トンキン」の語源

「トンキン」は東京を中国風に読んだものといわれています。ちなみに、この読み方は昔の中国の読み方であり、現在の中国の読み方では、東京は「ドンジン」と発音します。

「トンキン」が広まったきっかけ

「トンキン」という言葉が流行るきっかけとなったのは、東日本大震災です。
東日本大震災が起きた直後、東京都民による生活物資の買い占めが話題となりました。東京都ではライフラインが無事にも関わらず買い占める必要があるのか、といった批判が起こる中、他都道府県民による東京の水不足を揶揄した動画を機に、「トンキン」という名称が普及したといわれています。

「トンキン」の例文・用例

トンキン

トンキンを使った例文・用例を紹介します。

✓例文・用例

トンキンは、みぞれが降っただけで大騒ぎし過ぎ。
トンキン来たばっかりでまだ慣れないな。

SNSでの「トンキン」の使われ方

「トンキン」の類義語

トンキンの類義語は、「トンキッキーズ」です。かつてフジテレビ系列で放送されていた子ども向け番組「ポンキッキーズ」に掛けて、このように呼ばれています。

「トンキン」の対義語・反意語

トンキンの直接的な対義語・反意語はありませんが、元々、大阪を揶揄する「大阪民国」という言葉がインターネット上で使われていました。東京と大阪が比較対象とされることが多いことから、この言葉が「トンキン」の対義語のようであるといえるでしょう。