「駒割り」とは?意味と例文が3秒でわかる!
「駒割り」の意味とは
駒割りとは、「こまわり」と読み、将棋において、①対局中の形勢判断のために、先手と後手の駒の数や種類の状況を比較するという意味と、②駒落ち対局において、どの駒を落とすのかという条件という意味があります。
「駒割り」の特徴
将棋の駒割りには二つの意味があります。
どちらの意味で使われているかは、場面によって判断します。
たとえば、「駒割りは金と桂馬の交換なので、後手がやや得をしている。」という表現であれば、対局中の形勢判断のために、両者の駒の数や種類の状況を比較するという意味になります。
「対局の駒割りは、飛車角落ちでお願いします。」という表現であれば、駒落ち対局でどの駒を落とすのかという条件をさしています。
「駒割り」の別の意味や使われ方
漫画業界で使われる「コマ割り」という言葉があります。
将棋の駒割りの「駒」とは、盤上に置いて動かす五角形の木片をさしますが、漫画のコマ割りの「コマ」とは、それぞれの絵を枠線によって区切った漫画の一場面をさします。
コマ割りとは、漫画において、絵を枠線によって区切り、場面の展開や時間の流れを読者に想起させる一般的な技法をさします。
「駒割り」の例文・用例
駒割りを使った例文・用例を紹介します。
●先手玉の守りは薄いが、金桂交換で駒割りは先手が得をしている。
●対局の駒割りは金銀落ちでお願いします。
SNSでの「駒割り」の使われ方
後手玉露出してるけどあんま捕まる気がしない駒割りだなぁ。パッと見先手は持ちたくない
— やる気/Zero (@nknskn) February 10, 2021
#Shogilive 若葉@東京>ヒューリック杯女流順位戦・順位決定リーグE組の▲山根女流二段-△野原女流1級戦を中継しています。
山根女流二段の雁木に、野原女流1級は矢倉で対抗。相手の駒組みが完成する前に先手が機敏に動いていきました。後手陣は大きく乱れましたが、駒割りは後手が駒得。— 日本将棋連盟モバイル【将棋連盟ライブ中継】 (@shogi_mobile) February 5, 2021
「駒割り」の類義語
駒割りにはそれぞれの意味に対応する類義語があります。
①対局中の形勢判断のために、先手と後手の駒の数や種類の状況を比較することを意味する類義語に「駒の損得」があります。
②駒落ち対局において、どの駒を落とすのかという条件を意味する類義語に「手合割(てあいわり)」があります。「手合割」とは、囲碁や将棋において、対局者同士の技量の差を埋めるための条件をさし、将棋のみ、「手合割」のことを「駒割り」と言います。
「駒割り」の対義語・反意語
駒割りの対義語・反意語はありませんでした。