「スプリンター」とは?意味と例文が3秒でわかる!
「スプリンター」の意味とは
スプリンターとは、短距離レースが得意な競走馬という意味の競馬用語です。
ここでいう短距離とは、1200〜1600メートル程度のことです。
「スプリンター」の由来
スプリンターは英語の「sprinter」からきた言葉。「全力疾走、全力疾走する」という意味の単語「sprint」に「〜する人/もの」という意味の「er」をつけて「全力疾走する人/もの」という意味になっています。
その名の通り、もともとは水泳や陸上競技で短距離を得意とする人のことを指していました。そこから、競馬においても短距離レースを得意とする馬のことをスプリンターと呼ぶようになったのです。
「スプリンター」に向いているのはどんな馬?
スプリンターは、短距離を一気に駆け抜けることができる競争馬です。そのため、レースの途中から少しずつ調子付いてくる馬よりも、最初から全速力で駆け抜けることができる馬の方が向いているでしょう。
気性は激しく勢いがあり、やる気に溢れている馬が望ましいでしょう。また、集中力が続かず、長距離レースだと途中で飽きてしまうような馬もスプリンターに向いているといえます。
「スプリンター」が活躍するレース
JRA(日本中央競馬会)が開催する、スプリンター向けのレースを紹介します。
高松宮記念
スプリンターが活躍するレースで有名なもののひとつに「高松宮記念」があります。
開催場所は中京競馬場で、毎年3月下旬に行われています。元々は2000メートルの芝コースで行われていましたが、1996年にGⅠに昇格したタイミングで距離を1200メートルに変更し、古馬(4歳以上)スプリンターのチャンピオンを決める代表的なレースとなりました。2020年世界のトップ100GⅠレース51位にランクインしています。
2021年の優勝馬は「ダノンスマッシュ」です。
スプリンターズステークス
また「スプリンターズステークス」も、その名の通りスプリンター向けのレースです。「スプリンターズS」と略されることもあります。
1967年に創設されており、当時から距離は変わらず芝1200メートルです。千葉県の中山競馬場で、毎年秋の初めに開催されています。こちらも、2020年世界のトップ100GⅠレース74位にランクインする重要なレースです。
2020年に行われた大会での優勝馬は「グランアレグリア」です。
「スプリンター」の例文・用例
スプリンターを使った例文・用例を紹介します。
●ロードカナロアは最強のスプリンターだ。
●競馬仲間と、明日のスプリンターSの予想をする。
SNSでの「スプリンター」の使われ方
こちらが #ウマ娘 で話題になっているカレンチャンです。
スプリンターズS、高松宮記念を制した名スプリンターでした。キャラクターどおり、顔もかわいいですね。#カレンチャンpic.twitter.com/Wy7Wnvy18d— 週刊Gallop (@gallop_keiba) April 14, 2021
確かに馬体重が増えていた時期だったので成長中かも。牝馬なのに3歳春で476Kgだったのが今は500Kg越え。元々スピードがありすぎていたのでマイラーからスプリンターに転向したら予想以上に追走できなかった感じです。
— わかばつどい (@tsudoi_nereas) April 18, 2021
「スプリンター」の類義語
スプリンターの類義語は、「短距離馬」です。その名の通り、短距離レースを得意とする馬のことをそう呼びます。
「スプリンター」の対義語・反意語
スプリンターの対義語は、「ステイヤー」です。長距離レースが得意な競走馬のことをそう呼びます。
ちなみに、競馬でいう長距離とは、主に2400メートル以上のレースのことを指しています。