「土俵」とは?意味と例文が3秒でわかる!
「土俵」の意味とは
土俵とは、相撲において力士が取組を行う場所のことです。
「土俵」の語源
土俵とは元々、土を詰めた俵のことです。
相撲の取り組みを行うための場所は、その俵でかたどられているため「土俵場」と呼ばれていましたが、現在では縮めた「土俵」という呼び方が主流です。
「土俵」の特徴
現在の大相撲においては俵で囲んである場所だけでなく、高さ60㎝ほど、一辺6.7mの正方形になるよう土を盛って作られた壇のことも含めて「土俵」と呼んでいます。
「勝負俵」によって円を作り、東西南北の4箇所には「徳俵」という出っ張りが設けられます。また、円を取り囲むよう正方形に角俵を起きます。
この土俵は、場所・会場ごとに「呼出(力士の呼び上げなど、大相撲の進行を担う職業)」が手作業で新しく作り上げています。土俵を作ることは「土俵築(どひょうつき)」と呼ばれています。
完成すると、本場所の初日の前日に「土俵祭」という儀式が行われますが、これは神様を土俵に降ろす儀式だとされています。
「土俵」と女性
大相撲の土俵は、女性は上がることができない「女人禁制」の場とされています。
しかしこのことについてはたびたび「差別ではないか」と問題視されてきており、現在でも議論が行われています。
2018年に土俵上で挨拶をしていた京都府舞鶴市長が急病で倒れた際、観戦していた女性看護師が救助のため土俵に上がると「女性は土俵から降りてください」とアナウンスされたことが物議を醸し、海外でも批判的に報道される事態となりました。
「土俵」の表現の広がり
相撲の勝負を行う場所、という意味から転じて「議論や交渉を行う場所」という意味でも「土俵」が使われることがあります。
特に、得意分野の話や有利な条件下などで話したり競い合ったりすることを「自分の土俵で戦う」などと表現します。
また、相手と同じレベルにいたり、誰かから嫌なことをされたことに仕返しをすることを「同じ土俵にいる」「同じ土俵に立つ」と例えることもあります。
「土俵」の例文・用例
土俵を使った例文・用例を紹介します。
●本物の土俵はすごい迫力だな~!
●土俵の上で真剣勝負をする力士達。
SNSでの「土俵」の使われ方
昨日、土俵崩しをしました。 pic.twitter.com/U1ZYf6IUe5
— 錣山部屋公式 (@shikoroyamabeya) April 19, 2021
喧嘩は売られても買わないのです。自分に実害がない限りは、のらりくらりとかわすのです。どんなに安売りされていても絶対に興味を持っちゃいけません。必ず自分が痛い目を見る羽目になります。テキトーに流すのです。徹底的に相手にしないのです。相手と同じ土俵に立つのだけは絶対に避けるのです。
— ゆーすけ (@yusuke_shiozawa) April 18, 2021
「土俵」の類義語
土俵の類義語はありませんでした。
「土俵」の対義語・反意語
土俵の対義語・反意語はありませんでした。