「ふなゆすり」とは?意味と例文が3秒でわかる!
「ふなゆすり」の意味とは
ふなゆすりとは、熊癖(ゆうへき)の俗称で、馬房の中で肢を踏みかえて、身体を間断なく左右にゆする癖という意味です。
「ふなゆすり」の語源
ふなゆすりは、熊が檻の中で左右に体を動かす様子に似ていることから「熊癖」とつけられ、また、舟をこぐ姿にも似ていることから「ふなゆすり」という俗称がついた経緯があります。
しかし、ふなゆすりは下肢部の故障を引き起こす原因となる可能性があるため、嫌われている癖です。
「ふなゆすり」以外の馬のくせ
ふなゆすり以外でも、馬には様々な癖がありますが、ここではその一部をご紹介します。
あとびき
運動中や、馬をつなぐ時に後退するくせで、後退癖の俗称です。
グイッポ
上歯を壁板や馬栓棒にあてがい、それを支点にあごに力を入れ空気を飲み込むくせのことです。
退屈していること、他の馬の真似が原因とされており、空気を飲み込むために風気疝になりやすいと言われます。
軽度のうちは矯正が可能ですが、習慣となった場合の矯正は難しく、馬の有害なくせの一つである「さく癖」の俗称です。
膠着
馬が物を見たり、異常な緊張を起こすことで動かなくなった状態を言います。
馬場に出てからも、騎手の指示を聞かず動かなくなくなることや、ゲートが開いても発進しない場合などもあります。
咬癖
馬が、人や他の馬をかむくせです。
身っ食い
馬がストレスを原因として自分の体を噛むくせを言い、馬体に傷が残るほど激しいものもあります。
「ふなゆすり」の例文・用例
ふなゆすりを使った例文・用例を紹介します。
●あの馬のふなゆすりもだいぶ落ち着いてきたんじゃない?
●ふなゆすりでゆらゆらしているのを見ると、かわいいなと思っちゃう。
SNSでの「ふなゆすり」の使われ方
おでこの傷が綺麗に治ったトライアンフマーチ君。お隣のハギノハイグレイド君は高速ふなゆすり(熊癖)のため未だ写真が撮れず(涙) pic.twitter.com/7MsOZUBgMi
— 馬・写・道 (@nabecci) March 9, 2014
立ってるだけだと寒いですもんね。身体を左右に揺らしてるのを見て、つい「ふなゆすり?熊癖?」と思ってしまいました(合ってる?)。
あけましておめでとうございます翔伍先生、2021.1.9 中京競馬第1レースのパドックより。 pic.twitter.com/5QNe8k2hNL— et-coquine (@et_coquine0725) January 9, 2021
「ふなゆすり」の類義語
ふなゆすりの類義語は、「熊癖(ゆうへき)」です。
意味は、ふなゆすりと同様です。
「ふなゆすり」の対義語・反意語
ふなゆすりの対義語・反意語はありませんでした。