「パイオニア」とは?意味と例文が3秒でわかる!

2020-09-08

「パイオニア」の意味とは

パイオニアとは、先駆者・開拓者という意味です。

「開拓者」とは文字通り、未「開」の地を切り「拓」いていく人のことです。

開拓は農業の歴史と同時に発生した概念で、農作物の栽培に適さない荒地を整え、農地に変えていくことをいいます。

この意味から派生して、今まで誰も手をつけてこなかった研究や事業などに取り組んだり、開発したりする人のことを意味するようになりました。

「パイオニア」の語源

「パイオニア」は英語の「pioneer」に由来するカタカナ語です。

「pioneer」の語源は古フランス語で「歩兵」を意味する「peon」です。

歩兵は戦場で最初に敵軍に向けて出陣し、敵地を切り開く頃から「先駆者・開拓者」を意味する「パイオニア」の語源になりました。

ビジネスシーンで使われる「パイオニア」

ビジネスシーンにおいて「パイオニア」が使われるときは、「パイオニア的存在」や「パイオニア精神」という表現がよく使われます。

新しく物事を始めることは大きなリスクが伴います。しかし、その分同時にチャンスも転がっています。

ビジネスシーンにおいても、他者に先駆けて新しい事業をおこす会社は「パイオニア的な存在」と言われます。

また、リスクを取ってでも積極的に新しいことに挑戦できる「パイオニア精神」に溢れる人が必要とされています。

音響機器メーカー「パイオニア」

音響機器メーカーの社名としても「パイオニア」が使われています。

1938年創業の、日本のオーディオメーカー、「パイオニア株式会社(Pioneer)」です。

かつてはスピーカーメーカーとして設立され、サンスイ、トリオと並び「オーディオ御三家」とも呼ばれていました。

現在は、アンプなどのオーディオ機器に加え、カーナビやカーオーディオなどのカーエレクトロニクス分野でも有名です。

宇宙探査機「パイオニア」

アメリカ航空宇宙局NASAが実施した惑星探査計画を「パイオニア計画」といい、そのために打ち上げられた人工衛星の名称を「パイオニア」といいます。木星、土星など様々な太陽系の探査を行いました。

パイオニア10号と11号は、地球外生命体へメッセージを伝えるイラストが描かれた金属板を搭載していたことでも有名です。

「パイオニア」の例文・用例

パイオニア

パイオニアを使った例文・用例を紹介します。

✓例文・用例

パイオニア精神を持って、新しい分野の研究に取り組む。
●社会はたくさんの パイオニアによって支えられている。

SNSでの「パイオニア」の使われ方

「パイオニア」の類義語

パイオニアの類義語は、「草分け」「開拓者」「先駆者」「先駆け」「元祖」「創始者」「先人」「創業者」などが挙げられます。

また、他にもパイオニアの類義語として、英語の「frontier」に由来する「フロンティア」言葉があります。

「国境・辺境」、「未開拓の分野・新分野・学問や技術の最先端」という意味です。

パイオニアもフロンティアも「未開拓分野」に関する言葉です。

パイオニアは「未開拓分野を切り開いていく人」のことを指しますが、フロンティアは「未開拓分野」「最先端の技術」そのものをさすという違いがあります。

「パイオニア」の対義語・反意語

パイオニアの対義語は、特にありませんでした。