「三分三厘」とは?意味と例文が3秒でわかる!
「三分三厘」の意味とは
三分三厘とは、競馬レースにおいて、中間付近の勝負どころという意味です。読み方は「さんぶさんりん」です。
「三分三厘」の語源
三分三厘は、一分を200m(1マイルの8分の1)として計算し、ゴールまで約660m地点のことを指します。
または、ゴールまでの距離がレース全体の距離の約3分の1の地点という説もあります。
ただ、概ね「三分三厘」というと、3コーナーから4コーナーの間の中間付近のことをいう場合が多く、厳密な距離や地点というよりは、レース全体においての「勝負どころ」「仕掛けどころ」といったニュアンスで使われることが多いです。
「三分三厘」のポイント
競馬は、騎手が馬の体力や状況を読んでうまく馬をコントロールし、走らせる必要があります。
レース中は冒頭から全速力で走らせてしまうとバテてしまうため、初めは様子を見ながら、「ここぞ」という時に馬の力を最大限に引き出すのが騎手の役目です。
この「勝負どころ」だと騎手が判断し、スピードを上げるよう手綱やムチを使って馬にゴーサインを伝えることを「仕掛ける」といいます。
ここでトップスピードを出して最後まで維持できるかが勝負の分かれ目になりますが、一般的に馬が全速力で走り続けられるのは600~800mだといわれています。三分三厘が勝負どころであるのはそのためです。
仕掛けどころを見誤ると、馬が全力を出すのが早すぎたり遅すぎたりして、スタミナが切れてしまったりうまく力を発揮できずに終わってしまうことになります。
「三分三厘」の例文・用例
三分三厘を使った例文・用例を紹介します。
●三分三厘で追い上げてきました!!
●優勝馬は、三分三厘で見事に力を発揮していましたね。
SNSでの「三分三厘」の使われ方
#エンスージアム
前走の桜花賞は発馬後から出して行って忙しかった。三分三厘の勝負所から手が動いて直線はジリ脚。5着馬とは0.2秒差。フラワーCはコーナーワークで膨れながらジリ脚で伸びてきた。この中間は攻め気配が抜群。距離延びてゆったり追走からの長くいい脚で。— ひろのり (@hironori92) May 22, 2021
不気味な一頭です?
桜花賞は発馬後から押して忙しく三分三厘の勝負所でズブさを見せながら5着馬とは0.2秒差。
距離延長は間違いなく歓迎のクチ。
中間の攻め気配も抜群で、銭形模様が浮かんだ馬体は丸みを帯びて絶好調です。 https://t.co/CFmWWN5JOS
— ひろのり (@hironori92) May 22, 2021
「三分三厘」の類義語
三分三厘の類義語はありませんでした。
「三分三厘」の対義語・反意語
三分三厘の対義語・反意語はありませんでした。