「ときとば」とは?意味と例文が3秒でわかる!
「ときとば」の意味とは
ときとばとは、時と場合によるという意味の若者言葉です。「トキトバ」とカタカナ表記されることもあります。
「ときとば」の語源
「ときとば」は、「時と場合による」という慣用的な表現の頭4文字をとった言葉です。
同じ事柄でも、いつ起こったのか、どのような状況なのかによって結果や考えが変わるといった意味です。
近年、SNSの普及やLINEなどによる短文テキストでのコミュニケーションの増加に伴い、省略できる言葉はどんどん短くなっていく傾向にあります。例えば、「了解→りょ→り」といった変化です。「ときとば」は、2009年頃にはメディアで新語として取り上げられていました。
「ときとば」という表現も、この流れで意味が通じるところまで省略された若者言葉に分類されます。また「時と場合による」が主に動詞的な使い方をされるのに対し、「ときとば」は「それは”ときとば”だね」といったように名詞的な使い方がされています。
「ときとば」の英語表現
ときとばを英語で表現すると「It depends.」となります。
「depends」とは「~による」という意味で、例えば「It depends on the situation.」は「状況による」という意味になります。
「It depends.」だけで、状況や時間などあらゆる環境によって結果が変わるということを表すことができるので、日本語の「ときとば=時と場合による」に当てはまることになります。
「ときとば」の例文・用例
ときとばを使った例文・用例を紹介します。
●パンと白米どっち派?って聞かれてもそれはときとばだよね~。
●「このコスメ使いやすい?」「ん~ときとばかな。」
SNSでの「ときとば」の使われ方
もちろん全てを肯定できるわけではなく「それは危ういぞ!」と思う場面もあるからトキトバの話ですけど…
— 09 (@09Okxjry) August 1, 2021
ミライトワ「えーと 今日は、チーズドッグなんだけど…」
ソメイティ「垢主、何時だと思ってんの?!トキトバ弁えてよね太るじゃない!!」
ミライトワ「まぁまぁ、実際食べるのは主なんだから 」
垢主「うーん、うまうま」パクパク
オトメイティ「あ!スイーツ!!食べるから食べないでー!」 pic.twitter.com/VtVGnRRTkz
— HS/木菟斗&四季風子 (@2an_sikifuuji) October 6, 2018
「ときとば」の類義語
ときとばの類義語は、「ケースバイケース」「TPO」です。それぞれご紹介します。
ケースバイケース
状況に応じて、個々の事情に合わせて対応するといった意味です。英語表記では「case-by-case」となりますが、「時と場合による」の意味合いとしては「It depends.」が一般的です。
TPO
Time=時間・Place=場所・Occasion=場合、状況 の頭文字をとった和製英語です。
時間、場所、状況に合わせて振る舞う、身なりや言葉を選ぶといった意味です。
「ときとば」の対義語・反意語
ときとばの対義語・反意語はありませんでした。