「ポシャる」とは?意味と例文が3秒でわかる!
「ポシャる」の意味とは
ポシャるとは、予定や計画が途中でつぶれてダメになるという意味です。ほかにも、「物がだめになる」という時にも使うことができます。
実際計画が取りやめになったり物が壊れて使えなくなってしまうと、暗く残念な気持ちになりますが、「ポシャる」を使うことで明るくフランクな印象になりますよね。
「ポシャる」の語源
ポシャるの語源は、フランス語で帽子を意味する”chapeau”(シャッポ)です。
「シャッポ」を脱ぐ、「帽子(兜)を脱ぐこと」はつまり「降参」を意味します。降参するという意味が広義に解されて、ダメになる、潰れるという意味でつかわれるようになりました。
発音の変化としては、「シャッポ」の倒語が「ポシャ」であり、動詞化されて「ポシャる」となりました。
日本はかつて言葉をひっくり返して使う流行がありました。「そっくり」を「クリソツ」、「サングラス」を「グラサン」などと言いますが、「シャッポ」をひっくり返して「ポシャ」というのもこのやり方に当たります。
この言葉、一見若者言葉のように聞こえますがいつから使われ始めたのでしょうか。
「日本国語大辞典」によれば、1929年の徳川夢声のエッセーに使われていました。
また、日本の多くの辞典にこの言葉は記載してあります。
「ポシャる」は公共の場で使ってもいい?
「ポシャる」は親しい関係の人や、同期、後輩や部下に対してよく使える言葉です。
上司やクライアント、公共の場でのスピーチや挨拶では使わないようにしましょう。
フォーマルなシーンでこの言葉を使用してしまうと、あなたの信頼や評価が下がってしまします。
「ポシャる」の例文・用例
ポシャるを使った例文・用例を紹介します。
●「あの企画どうなったの?」「結局ポシャったらしいよ。」
仕事のシーンで同期に使うと、「ダメになっちゃった」などというよりマイナスな雰囲気が半減しますね。
この例文では、企画が計画途中であきらめざるを得なかったという意味になります。
ビジネスシーンではよく見かける単語です。
●最近買った念願の車が早速ポシャった。
この文では、「故障した」の意味でつかわれています。
自虐的な印象ですが、「ドンマイ!」と励ましたくなる使い方ですね。
SNSでの「ポシャる」の使われ方
高校修学旅行→ハワイ のはずだったが、9.11同時多発テロが直前に勃発してポシャる。
飛行機と米軍基地が危ないからハワイはやばい!と騒いで12月に飛行機に乗り米軍基地がある沖縄に修学旅行に行く。アフガニスタンに向かって沖縄から軍用機がバンバン飛んでいくのを目の当たりにする。
(続— kurikuri321 (@kurikuri321) September 13, 2021
社長の思いつきのための確認で多分ポシャる話の論点整理をしていたら、こんな時間になってしまい、映画に間に合わなかったのでとても悲しい。
— あすまー (@mari_rythm) September 15, 2021
「ポシャる」の類義語
ポシャるの類義語は、「おじゃんになる」です。
意味は、物事がだめになったり失敗したりすることです。
他にも堅い言い方だと、「途中で中止となる」という意味の「頓挫する」や、「お蔵入りする」なども類義語と言えます。
「ポシャる」にはたくさんの類義語があり、フォーマルな時やフランクに話したい時など使い分けることが出来るため、いくつか覚えておくと便利ですね。
「ポシャる」の対義語・反意語
ポシャるの対義語・反意語はありませんでした。