「RTA」とは?意味と例文が3秒でわかる!
「RTA」の意味とは
RTAとは、リアルタイムアタックの略称で、ゲーム開始からクリアまでの時間を競うプレイスタイルのことです。
広義における「タイムアタック」の一ジャンルとして知られています。
主に他のプレイヤーや自分の過去の記録よりも短い時間でクリアすることで達成感を得ます。
RTAを競い合う大会やイベントも世界中で開催されており、プレイヤーはもちろん、視聴者も白熱するような人気のプレイスタイルの一つです。
大会等で他のプレイヤーと自分の記録を比較する場合は、共通するルールに則って行われることが多く、とりわけ計測開始と終了時点に関するシビアな取り決めが定められていたりします。
また、一般的な記録が長時間に及ぶようなゲームでは、途中、タイムを計測しない休憩時間が設けられる場合もあります。
さらに、同じ内容でも複数のハード機でプレイできるゲーム作品のRTAでは、機種名の申告が義務付けられていることが多いです。
ちなみに、RTA(リアルタイムアタック)という呼称は和製英語です。
モータースポーツにおいて、サーキットの周回タイムを競うことを「タイムアタック」と呼び、このレース用語がゲームでも用いられるようになりました。
海外ではタイムアタックに相当する言葉として「speedrun」が一般的ですが、「RTA」に関しては昨今、海外でも流通しているそうです。
「RTA」と「TA」「TAS」との違い
RTAは、ゲームの攻略速度を競うタイムアタックの一種です。
他のタイムアタックとして、ゲーム内時間を基準として攻略速度を競う「TA」があります。
TAは「タイムアタック」の略称ですが、広義としてのタイムアタックの一ジャンルと考えてください。
RTAが「実時間」を競うのに対して、TAではゲーム内で記録されるプレイ時間で競います。
そのため、そもそもプレイ時間が記録されないゲーム作品で行われることはありません。
一般的にレースゲームやアクションゲームで競われることが多いですが、RPG等の攻略に時間がかかる作品でもしばしばTAが挑戦されることもあります。
また、他のジャンルとして「TAS」があります。
「ツールアシステッドスピードラン」の略称で、エミュレータ(ツール)を使用したうえで攻略までの時間を競う試みのことです。
ただし、TASは理論的な最速値を計る「検証」としての側面が強く、TAやRTAのようなプレイヤースキルによる競技性はありません。
「RTA」に関連する言葉
RTAに関連する言葉として「人生RTA(リアルタイムアタック)」があります。
人生RTAとは、寿命を縮めるような飲酒行為を指すネットスラングです。
死に至るまでの時間を短くする行為が、ゲーム開始からクリアまでの時間を短くするRTAを連想させることから、この言葉が誕生しました。
「RTA」の例文・用例
RTAを使った例文・用例を紹介します。
●ダークソウルをRTAで完走する。
●惜しくも前回のRTA記録に届かなかった。
SNSでの「RTA」の使われ方
星のカービィ ディスカバリー Any%RTA
1時間46分12秒で完走しました!自己ベストを1分29秒更新です!
後ろに海外勢が1秒差と2秒差の位置にいて激戦区となっております…怖すぎる!
6-2のクラッシュミスってしまったので次は45分台出します! #RTA_PBpic.twitter.com/eytZWnD5zA— shiro(シロ) (@shirokirby) April 15, 2022
映画の前にコメダモーニングRTAした??☕️ pic.twitter.com/B1f73qJj43
— 藤沢カミヤ☘4巻5/30 (@kami8san) April 16, 2022
「RTA」の類義語
RTAの類義語は、「TA」「TAS」です。
TAはタイムアタックの略で、ゲーム内時間を基準に攻略速度を競うプレイスタイルのことです。
TASはツールアシステッドスピードランの略で、ツールを用いて理論上最も早い攻略時間を検証する試みのことです。
「RTA」の対義語・反意語
RTAの対義語・反意語はありませんでした。