「ノーゲーム」とは?意味と例文が3秒でわかる!
「ノーゲーム」の意味とは
ノーゲームとは、野球・ソフトボールで試合の途中で無効試合になることです。
規定のイニング数に達する前に、天候等の問題によって試合を満足に進めることが難しい場合に、球審によって宣言されます。
※ノーゲームになる詳しい条件については後述します。
ノーゲームが発せられた試合は中止となり、記録も無効化されます。
間違いやすい言葉として「コールドゲーム」があります。
コールドゲームもまた試合が途中で終了することを指します。
ただし、ノーゲームとなった試合の記録が無効になるのに対して、コールドゲームの場合は記録が残り、勝敗も決まります。
例えば、ノーゲームでホームランを打ったり、三振を奪うことは(記録が残らないので)意味がありませんが、コールドゲームの場合は(記録が残るし、勝敗に影響するので)価値があります。
そのため、ノーゲームは無効試合、コールドゲームは試合成立と明確に区別されます。
日本プロ野球では無効試合、すなわちノーゲームは中止と同じ扱いとなるため、チケットも払い戻されます。
一方、コールドゲームは試合が成立しているためチケット代が戻ってくることはありません。
「ノーゲーム」になる条件
ノーゲームとコールドゲームの分かれ目は「5回(イニング)」です。
試合を打ち切るタイミングが5回未満であればノーゲーム、すでに5回の表裏が完了していればコールドゲームと判定されます。
ただし、5回表の終了時、または5回裏の途中で後攻チームがリードしている場合は、コールドゲームとなり後攻の勝利です。
また、5回裏で後攻チームが点を取って同点になっても試合成立(引き分け)とみなされます。
ちなみに「5回」はプロ野球の基準で、高校野球の場合は「7回」です。
「ノーゲーム」が話題になった出来事
22年2月19日に日本高校野球連盟が甲子園での「ノーゲーム」「コールドゲーム」を廃止することを発表しました。
同時に、雨天などで試合が打ち切られた際には「継続試合」として翌日以降に続きを行うことが決められました。
3月18日に開幕した第94回選抜大会より施行されています。
ただし、都道府県大会については、各地方の高野連等の判断に任せられています。
昨今の「ノーゲーム」の事例
最近のノーゲームの事例として22年8月4日に行われた「横浜DeNA」と「広島カープ」の試合を挙げることができます。
両者、得点が無いまま5回直前の4回裏で雨が強まり始めたため、一旦、天候の回復を待って30分以上中断されましたが、降りやまず審判団によりノーゲームが宣告されました。
「ノーゲーム」の例文・用例
ノーゲームを使った例文・用例を紹介します。
●白熱した試合展開だったのに、ゲリラ豪雨によってノーゲームになってしまった。
●ノーゲームだったのでチケット料金が戻ってきた。
SNSでの「ノーゲーム」の使われ方
【お知らせ】
悪天候により、ノーゲームとなりました。 pic.twitter.com/OHS8r99E0w— 國學院大學硬式野球部【公式】 (@kokugakuinbbc) October 6, 2022
この日、、
なんでノーゲームになるくらい雨降ったんですか、、、?20220816*三国 pic.twitter.com/GIhVjgutkJ
— みわ?? (@miwa_photo_30) October 6, 2022
「ノーゲーム」の類義語
ノーゲームの類義語は、「コールドゲーム」です。
コールドゲームは、試合が途中で打ち切られることです。
ノーゲームとは異なり、試合が記録に残り、勝敗も決まります。
「ノーゲーム」の対義語・反意語
ノーゲームの対義語・反意語はありませんでした。