「ガラ」とは?意味と例文が3秒でわかる!
「ガラ」の意味とは
ガラとは、急激な暴落という意味です。
「ガラ」というと、「鶏ガラ」や「人がら」あるいは「METガラ」という世界的なコスチュームパーティを思い浮かべる方もいるかもしれません。
しかしここで紹介する「ガラ」は、上記のどれにも当てはまらない「急激な暴落」という意味の単語です。
主に金融系のワードとして使われており、とくにチャートを使用するものに使われます。
たとえば株価や為替などがそれに当てはまり、これらのチャートが急激に落ちる様子を「ガラ」というのです。
また動詞化させて「ガラる」や、名詞の1単語として「ガラが来る」などとしても使われる点が特徴です。
近年「ガラ」が急速に広まった背景には、仮想通貨の取引に要員があります。
仮想通貨が流行したことで、ガラを使う対象となるチャートに触れる人も増えたというわけです。
さらに仮想通貨は他の金融商品以上に、値幅の変動すなわちポラリティが大きく、その分だけ「ガラ」が起きる回数が多かったことも理由となります。
仮想通貨の取引に触れた人は、ガラを経験したり言葉に触れる機会も多かったために単語が急速に広まって使われるようになったと言えるでしょう。
「ガラ」の語源
ガラの語源は、ナイアガラです。
「ガラ」の語源は、「ナイアガラ」でありこの単語の後ろだけを取り出して「ガラ」としています。
ナイアガラとは世界的に有名な「ナイアガラの滝」のことであり、この大規模に落ちる滝になぞらえてチャートの大暴落を例えているのです。
つまりチャートが急激に下がっていく様子を、「ナイアガラの滝(のよう)」と表しており、更にこれを略したものが「ガラ」となっています。
チャートの急落を世界的に有名なナイアガラの滝に例え、使いやすいように略してできた新たな単語が「ガラ」なのです。
そのためガラの語源はナイアガラの滝となり、例えているものがチャートの暴落のため金融系のワードとなっています。
「ガラ」の仮想通貨との関係
ガラは、上述の通り金融系のワードです。
そのため株価や為替など、チャートが関わるものであればどれでも使える単語と言えます。
しかしガラが急速に広まった理由には、仮想通貨との関係が必ずといっていいほどセットになっているのです。
その理由とは、価格の暴落の回数にあります。
株価や為替などで言えば、大きな暴落というのは念に数えるほどしかありません。
なぜかというと、ある程度市場が成熟しており参加者が多いからです。
価格がある程度下がれば、その価格であれば安いと思う人やそろそろ反転して上がると予想する人は買いの注文を入れます。(もちろんストップロス注文によるブレーキもあるでしょう)
なんにせよ、市場参加者が多いからこそ成り立つ理屈なのです。
しかし一方の仮想通貨は、まだまだ誕生して間もない金融商品と言えます。
こうした商品では市場参加者も限られており、価格の変動にストップをかける役割となる参加者も足りないという状況です。
そうなると1度勢い付いた方向に価格が動きやすく、下落する際はあっという間にまさしく暴落します。
こうした値幅の大きさ、そしてそれが起きる回数が他の金融商品と比較して断トツに多いことから「ガラ」が使われる頻度も多かったのです。
仮想通貨の市場が未成熟であったこと、にも関わらず新規で参入する素人の人が多かったことから「ガラ」が多く起き、単語の使用も広く広まっていきました。
「ガラ」の例文・用例
ガラを使った例文・用例を紹介します。
●今年の年始に起きたガラ の恐怖が頭に残っている。
●この後発表のニュースの後、確実にガラ が来るぞ。
SNSでの「ガラ」の使われ方
上げサインです!
そしてガラる。
上げサイン否定で下げました!
(`・∀・´)ドヤァ突っ込みドコロですか?
ギャグですか?— meg (@chocococoMeg) March 5, 2020
そろそろガラると予想。ショート50万通貨いきます。
明らかに上値が硬い。ブレイクしたら600まで行く可能性はあるけどリスク取ります。— tako2525 (@tako25251) March 4, 2020
「ガラ」の類義語
ガラの類義語は、「暴落や急落」です。
ガラの類義語は、その意味するものと同じで「暴落や急落」が当てはまります。
ガラ自体が急激なチャートの下げを表しているので、チャートや価格が急激に落ちる様子を表したこれらの単語が類義語と言えるでしょう。
「ガラ」の対義語・反意語
ガラの対義語は、「暴騰」です。
意味は、急激に上がることです。
ガラが急激に落ちていく様子を表していたので、対義語には急激に上がっていく様子を表す単語が位置します。
その対象となる単語は「暴騰」で、この単語は単に「暴落」に対しても対義語となっています。
そのためガラの対義語には、こちらの単語が挙げられるでしょう。