「優勝劣敗(ゆうしょうれっぱい)」とは?意味と例文が3秒でわかる!
「優勝劣敗」の意味とは
優勝劣敗(ゆうしょうれっぱい)とは、すぐれた者が勝ち残り、劣っている者が負けること。生存競争で環境に適した強い者が栄え、環境に適さない弱い者が衰え滅びることを表す四字熟語です。
「優勝劣敗」の語源
優勝劣敗の「優勝」は「優れている者が勝つこと」、「劣敗」は「劣っている者が負けること」を指します。
「優勝劣敗」の英語表現
優勝劣敗を英語で表すと次のような表現になります。
・survival of the fittest
[出典:小学館 プログレッシブ和英中辞典]
これはイギリスの哲学者・社会学者であるスペンサーによる造語で、「生存競争で環境に最も適したものだけが生き残って子孫を残しうること」を意味しています。日本語では「適者生存」と訳されますが、優勝劣敗と同様の意味を表します。
また、弱者に視点を当てた次のような諺も存在します。
・The weakest goes(or go) to the wall.
(一番弱いものが壁ぎわへ追いやられる)
[出典:英語ことわざ教訓辞典]
「優勝劣敗」の例文・用例
優勝劣敗を使った例文・用例を紹介します。
●受験は勉強する過程も大切とはいえ、結局のところ優勝劣敗の世界だ。
●コロナ禍で自動車業界は優勝劣敗が鮮明になった。
SNSでの「優勝劣敗」の使われ方
外濠土手の主役は菜の花からナヨクサフジに代わった。一面紫色。ここに咲く野の花はこれから夏に向けて優勝劣敗を繰り返す。そこに時々草刈り作業が入り自然の営みをリセットする。既に遠くからチェーンソーのけたたましい音が…この春最初のリセットが近々かかりそうである。 pic.twitter.com/4FlmpzldIQ
— 清水裕子 (@yuko_yuko) May 9, 2023
打てないなら2軍だろっていう優勝劣敗がプロ野球だと思ってるけど、そうでもないんだもん。
— alovesun (@alovesun) May 12, 2023
「優勝劣敗」の類義語
優勝劣敗の類義語は「弱肉強食(じゃくにくきょうしょく)」、「自然淘汰(しぜんとうた)」、「適者生存(てきしゃせいぞん)」です。
「弱肉強食」は弱い者が強い者の餌食になること、「自然淘汰」と「適者生存」は生物のうち、環境に適したものだけが生き残り、適さないものは滅びていくことを表す言葉です。細かいニュアンスの違いはあるものの、いずれも「強い者が生き残り、弱い者は滅びていく」という意味をもつ言葉です。
「優勝劣敗」の対義語・反意語
優勝劣敗の対義語・反意語はありませんでした。