「イニシアティブ」とは?意味と例文が3秒でわかる!
「イニシアティブ」の意味とは
イニシアティブとは、主導権という意味です。
イニシアティブは「イニシアチブ」とも表されます。
これは発音の表記の違いとなっているので、意味などに違いはありません。
イニシアティブは主にカタカナ語としてビジネスシーンで使用されます。
その際の意味は、上記の通り主導権となることがほとんどです。
ニュアンスとしては「他の者に先んじて、先頭に立って主導権を握ること」となります。
主導権以外の意味
イニシアティブには、主導権以外の意味も持ち合わせています。
同じビジネスシーンであっても「〇〇イニシアティブ」のように使うと、新しい計画の名称となるのです。
こちらが使われるのは会社の経営の変革、改善や向上のために行う計画に限定して使います。
また政治世界で使われる場合での意味は「国民発案」です。
こちらは主導権からの派生語となっており、有権者による法律案などの提出を指しています。
政治世界では派生形として、より限定的に使われますので併せて覚えておきましょう。
「イニシアティブ」の語源
イニシアティブの語源は、英語のinitiativeです。
initiativeの意味は
①新規の構想、計画、戦略
②自発的であること
③率先、首唱、主導、主導権
と複数になっています。
カタカナ語としてのイニシアティブと重なる意味もありますが、語源であるinitiativeの方が細かく分類されていると言えるでしょう。
また細かく複数に分かれているものの、英語でも使用シーンはそれぞれで限られています。
①の意味であれば日常会話で使われることはほぼなく、主には政治のシーンで使われる意味です。
また②の意味ではその人の性質を表すので、人の性格を表す時に使われる意味となっています。
③は主には「率先」の意味となっており、カタカナ語で利用の多い「主導権」に近い使われ方です。
イニシアチブは、カタカナ語と英語のどちらも複数の意味を有しています。
ただニュアンスや、意味の分岐の細かさにやや違いがある点に注意が必要です。
「イニシアティブ」の世間からの評価
イニシアティブは、時に「意識高い系ワード」と呼ばれます。
カタカナ語に変換して使う必要のない言葉をわざわざ変換して使うことで、自分の賢さを強調する言葉を「意識高い系ワード」と呼びます。
意識高い系ワードは、自らの賢さを誇示する代わりに、伝わりにくさが残ってしまうのです。
イニシアティブという言葉には伝わりにくい点も多く、時に意識高い系ワードに分類されます。
ビジネスシーンで使われがちですが、使う相手などによっては伝わりにくいカタカナ語として敬遠されることもあるでしょう。
「イニシアティブ」の例文・用例
イニシアティブを使った例文・用例を紹介します。
●我が社は業界でイニシアティブ を握ったと言えるだろう。
●ビジネスの交渉ではイニシアティブ を取ることが重要だ。
SNSでの「イニシアティブ」の使われ方
今夏のオリンピック開幕が21年7月までに延期へ。「私からバッハ会長に提案」とか「アスリートファーストの判断」と安倍さんはイニシアティブをとったように見せている。自分の任期内にやりたいから1年が限度。政治利用禁止なら、時間を限らず、完全に感染症対策が終わってからやろうぜ。 #開幕延期
— MIZUTA TETSUO (@tmizuta) March 25, 2020
女性上位とは正常位の、男と女が反対になった体位の事。両足をそろえて仰向けになった男の上に女の子がまたがってペニスを片手で添えながらゆっくりと腰を落とす。イニシアティブをとるのは女の子の方だから、積極的になってもOK。
— 狂気の剣bot (@turugibot) March 25, 2020
「イニシアティブ」の類義語
イニシアティブの類義語は、「先導権、リーダーシップ」です。
意味はどちらも、先頭に立って引っ張ることとなります。
イニシアティブの主な使い方である、主導権とほぼ同じ意味となります。
そのためこれらの単語が類義語と言えるでしょう。
「イニシアティブ」の対義語・反意語
イニシアティブの対義語は、「追随」です。
意味は、後から追うことです。
イニシアティブの主導権などの意味は、先に立って引っ張ることという意味でした。
そのため先に立つことの、反対の意味となる単語が対義語です。
それに当てはまる単語の追随が対義語となります。