「リベロ」とは?意味と例文が3秒でわかる!
「リベロ」の意味とは
リベロとは、ディフェンスラインの最後方で、特定の相手選手をマークせず、自由に動き回り守備と攻撃の両方に貢献するポジション
という意味です。
従来のディフェンダーとは異なり、状況に応じて攻撃に参加したり、中盤の選手をサポートしたりと、柔軟なプレーが求められます。
リベロは、1960年代のイタリアで生まれたとされ、「カテナチオ」と呼ばれる守備的な戦術の中で重要な役割を担いました。
守備における「リベロ」
守備におけるリベロの最も重要な役割は、最終ラインのカバーです。
他のディフェンダーが相手選手に対応している場合に、その後方をカバーし、相手の攻撃を防ぎます。
また、相手の攻撃を予測してインターセプトを狙ったり、危険な場所にいる相手選手をマークしたりするなど、状況を把握した臨機応変な対応が求められます。
リベロは、ディフェンスライン全体を統率する役割も担っており、他のディフェンダーへの指示やポジショニングの修正などを行って、チームの守備を安定させます。
攻撃における「リベロ」
リベロは、攻撃にも積極的に参加します。
後方からのビルドアップの起点となり、正確なパスで攻撃の組み立てをサポートします。
また、ドリブルで持ち上がり、中盤の選手にパスを出したり、状況によっては攻撃の最前線まで駆け上がってシュートを打つこともあります。
リベロの攻撃参加は、相手チームにとっては予想しなかったの攻撃オプションとなり、相手の守備を混乱させる効果があります。
現代サッカーにおける「リベロ」の変遷
現代サッカーにおいては、戦術の多様化やプレッシングの高度化により、リベロという明確なポジションは減っていく傾向にあります。
しかし、リベロの持つカバーリング能力やビルドアップ能力、攻撃参加能力は、現代のセンターバックにも同じように求められる重要な要素です。
現代のセンターバックは、リベロのように自由に動き回ることは少ないですが、状況に応じて攻撃に参加したり、中盤の選手をサポートしたりするなど、リベロ的な役割を担っています。
「リベロ」の例文・用例
リベロを使った例文・用例を紹介します。
●あの選手は、リベロとして攻撃と守備の両方でチームを牽引し、数々のタイトルを獲得しました。
●最終ラインで的確なカバーリングを見せた時、まさしくリベロのようなプレーだったと感じました。
SNSでの「リベロ」の使われ方
フランツ・ベッケンバウアー/ドイツサッカーを代表する「皇帝」。リベロの草分けとして有名だが、元々イタリア語のリベロはカバー専門のスイーパーのような役割を指す言葉であったため彼はその意味すら覆したのである。1974年の西ドイツW杯制覇や2度のバロンドール受賞など、その実績も計り知れない。 pic.twitter.com/SIIpacbisa
— World Footballers bot (@Footballers_bot) October 12, 2024
セカンドキャリアを歩み始めたサッカーの長谷部誠氏。晩年の活躍から守りのプロのイメージがあったけど、元々は攻撃的ポジションの選手だったと知った。
それがボランチ、サイドバック、リベロと変遷。チームに最も貢献できる自分の活かし方をし続けた。
ビジネスの現場でも参考にできるなぁ。
— ゆき社長 (@YukiBiz19) July 11, 2024
「リベロ」の類義語
リベロの類義語は、「スイーパー」や「アンカー」です。
スイーパーは、ディフェンスラインのポジションで、特定の相手をマークせずにセンターバックをフォローします。
アンカは、ディフェンスラインの前のポジションで守備のスペシャリストです。
「リベロ」の対義語・反意語
リベロの対義語・反意語はありませんでした。