「ガン見(がんみ)」とは?意味と例文が3秒でわかる!
「ガン見(がんみ)」の意味とは
ガン見(がんみ)とは、まじまじと見るやじっくりと見るという意味です。
「ガン見(がんみ)」の語源
ガン見(がんみ)の語源は、「ガンガン見る」です。ギャル語として登場しましたが、次第に若者たちが広く使うようになりました。
強調を表す語の「ガンガン」は、1990年代中ごろから流行した若者言葉で、「勢いが盛んで激しいさま」を表す言葉です。
「ガン見(がんみ)」の特徴
相手から目を離さずに、じっと見ることを「ガン見」といいます。
「ガン見する」や、「ガン見される」という形で使われることが多いです。
人間だけでなく、動物がどこかをじっと見つめている場合にも「ガン見」が使われます。
「ガン見(がんみ)」の英語表現
英語では、「じっくり見る」を表す「stare at」や、「にらみつける」を表す「glare at」などを使って表現します。
―He stares at a person.(彼は人をじろじろ見る。)
「glare at」は「にらみつける」というニュアンスがありますので、使用する場合は、怒りや憎しみなどマイナスの感情などが込められている文脈で使うとよいでしょう。
―He glared hate at me.(彼は憎しみの目をわたしに投げかけた。)
―She glared defiance at me.(彼女は私を挑むようににらんだ。)
「ガン見(がんみ)」をする人の意図
ガン見する人は、何か意図がある場合と、無意識にじっくりと見つめてしまう場合とがあります。
意図がある場合は、見つめる相手に気づいてほしかったり、何か気になることがあったりして、目を離さずに見つめています。
無意識にガン見してしまい場合は、思わず目が離せなくなることがあって、じっくりと見つめています。
「ガン見(がんみ)」のニュアンス
ガン見という言葉は、好意のある異性を下心で見たり、普段はちらりとしか見られないものをじっくり見たい場合に使われることが多いです。
「ガン見(がんみ)」の派生パターン
ガン見は、「ガンガン見る」の略ですが、「ガンガン」を使った語はほかにもあります。
ガン見せ
「ガンガン見せる」の略で、ギャルなどの女性が肌を多く露出して、見せることを意味します。肌を多く露出したファッションやそのようなファッションをした人のことを「ガン見せ」といいます。
―あの子、すごいガン見せしてる。
ガンベル
「ガンガンポケットベルを鳴らす」の略で、1990年代中ごろに若者の間で使われた語です。何度も頻繁にポケットベルを鳴らすことを意味します。現在ではポケットベルは使われないため、「ガンベル」は死語となっています。
「ガン見(がんみ)」の例文・用例
ガン見(がんみ)を使った例文・用例を紹介します。
●あの人、ガン見(がんみ)してくる。
●思わずガン見(がんみ)してしまった。
SNSでの「ガン見(がんみ)」の使われ方
誰もいない部屋ガン見は怖いからやめて… pic.twitter.com/dRd9sO0VG5
— おうじろう&テツの日常 (@Ojiro_and_Tetsu) December 19, 2020
この写真撮ってたら後ろのJKにガン見されたけど大丈夫そ?wwwwwwwww pic.twitter.com/lR1pRa2can
— タキたてご飯 (@0907yufukarin) December 21, 2020
「ガン見(がんみ)」の類義語
ガン見(がんみ)の類義語は、「凝視」です。
意味は、「じっと見つめること」「目をこらして見つめること」です。
―相手の顔を凝視する。
「ガン見(がんみ)」の対義語・反意語
ガン見(がんみ)の対義語は、「チラ見」です。
意味は、「ちらりと見ること」です。瞬間的に見ること、ちょっとの時間で視線を外したり送ったりすることをさします。
見てはいけないもの、見ると失礼にあたるものを、興味や関心から見たいという欲求があって見る場合に使われることが多いです。
―チラ見してたらバレた。